新規事業にマッチするアジャイル型の開発スタイルで教育ICTサービスを立ち上げる!

株式会社 旺文社 事業開発
池田氏
教育出版の旺文社に新卒で入社。塾・予備校部門の営業職を経て、アプリ企画運営チームに配属。自社オリジナルICTサービスの開発に携わり、2016年より学校向け英語学習サービス「タンゴスタ!for 英単語ターゲット」のPMとして開発・運用管理を担当。

株式会社旺文社と教育ICTサービス「タンゴスタ! for 英単語ターゲット」の開発事例を紹介します。

今回は事業開発担当者の池田様と、スタテクで開発に携わった染谷に開発中のお話や今後の展望についてお聞きしました。

教員にも活用してもらえる学校向けのICTサービスを着想

-プロダクト着想のきっかけを教えてください。

toC向けにアプリをリリースしたところユーザーから好評だったため、教員にも活用してもらえる学校向けのICTサービスを創ろうと思いました。

-開発はどのように進めようと思ったのでしょうか?

自社リソースには限界があるため、開発パートナーと一緒に進めようと思いました。

新しいサービスをリリースする上で部内初のアジャイル開発を採用

-開発を進めていく中で課題はありましたか?

未成熟な市場に新しいサービスをリリースする上で、最初に全ての仕様を決めるウォーターフォール型での開発はリスクが大きいと感じていました。
そのため、あらかじめ仕様を固めてから開発に入るのではなく、
トライ&エラーを繰り返しながら開発をおこなうアジャイル型で進めようと思いました。

-アジャイル開発をおこなったご経験はありましたか?

アジャイル開発自体は部内初めての試みだったかと思います。

-アジャイル開発を進めていく上で、不安はありましたか?

ナレッジが不足していたので、根本的にどのように進めていけば良いのかがわからないといった不安はありました。
細かいフィードバックをする際に見当外れのことを言っているのではないかと不安に思っ
たこともありました。

アジャイル開発に強い会社として紹介されたスタテクに依頼

-アジャイル開発に関するナレッジが不足している状況を解決するためにとった行動はありますか?

当時交流のあったコンサルタントの方より、アジャイル開発に強い会社としてスタテクさんをご紹介いただきました。

-初めてのアジャイル開発だったと思いますが、最初から上手くキャッチアップできましたか?

最初はスタテクさん側のディレクターの方に協力いただきながら、各画面のワイヤーを作ってました。アジャイル開発での要件定義は難しい部分もありましたが、担当の方のレスポンスやフィードバックも速く、スピード感を持って進めることができたように思います。
また、新しいプロダクトを作っていく中で
、サービスロゴやキャラクターなどのデザインも同時並行で進めていたので、当初はマルチタスクに追われていた記憶があります

技術選定やデザイン構築・機能のアイデア出しも支援いただいた

-技術選定についてはどのように進めたのでしょうか?

スタテクさんに全てお任せしていました。

-デザイン周りはどのように進めたのですか?

スタテクさんからご紹介いただいたデザイン会社にお願いしました。
同じ会社
で進めているのかと思うくらい、スムーズに連携が取れていたので安心してお任せできました。

– 当初から備わっていたプロダクトの機能が開発をおこなう中で変更されたことはありましたか??

ソリューションの部分は変わっていませんが、細かい機能などスタテクさんからもアイデアをいただきながら追加していきました。
ユーザーに人気の単語フラッシュカード機能もスタテクさんから提案いただいた実装のアイデが基になっています

-開発を進めていた中で印象に残っている出来事はありますか?

最初から複数の機能を盛り込んでリリースしたのですが、先生方から好評をいただいた機能が多かったことは印象に残っています。

追加機能の中にはあまり活用されなかったもの多少はありましたが、サービスとして全体的にうまく成長できている手応えがあります。

スタテクさんには、新学期のタイミングなどサービスの繁忙期にもスピーディーにご対応いただき、いつも感謝しております。

PMとして工夫してることは、機能の目的修正の趣旨をしっかり伝えること

-追加機能の開発はどのように進められたのでしょうか?

適宜パワーポイントで画面のワイヤーを書くなどして、改修や新機能のイメージをお伝えしながら進めていました。

-作りたかったものと異なる機能ができてしまったことはありましたか?

開発初期の頃はありましたね。ゼロからシステムを作っていくので、どうしてもうまく要件が伝わらなかったり認識が違っていたりしたことはありました。

-その中で学んだことや意識したことはありますか?

端的に修正をお願いするのではなく、その修正の趣旨をしっかり伝えるようにしています。
対象機能の目的や、バックグラウンドの情報をしっかり伝えることで、ディレクター・エンジニアが同じ方向を向くことができるようになると思います。その点は、外部に開発を委託する上で特に必要なことだと強く認識しています。

今後の事業展開と開発体制について

教員にも活用してもらえる学校向けのICTサービスを立ち上げた感触はいかがですか?

ここ2〜3年は市場も育ってきた印象があります。ユーザーがアプリを活用して学習する場面増えてきていますが、国内EdTechはまだまだこれからもっと伸びていくのではないかと考えております。今後もさらに教育領域のICT化を全国的に広げていきたいです。
また、
単語以外反復学習用コンテンツのプラットフォームとしても、活用の可能性を広げていきたいと思っています。

今年(2021年)で90周年を迎える旺文社様のブランドサイトはこちら

-今後の開発組織について、内製化も考えていますか?

今までも開発体制の内製化を検討したことはありましたし、開発のスピード感やリソース効率の面で今後も常に選択肢の一つとして上がってくると考えております。
ただ、われわれのような出版
という業界にCTOのような立ち位置としてご参画いただくのはエンジニアの方にもハードルの高いことだと感じています。
また染谷さん(スタテクの担当者)には、
長期間コミットして頂いており、弊社の事業にも深くご理解いただいているため、代えがたい価値を感じています。

スタテクにご依頼を検討してる企業様に一言

-さいごに弊社へ依頼をしてみて感じたことを教えていただけますでしょうか

新しい事業やサービスで仕様が固まっていないケースや社内に開発のノウハウがない企業様には、ぜひおすすめしたいです。
通常のシステム開発(ウォーターフォール型)の場合、仕様書を先に書かなければならないため、ハードルを高く感じてしまうかと思います。一方でアジャイル型
の場合は、最初の一歩さえ踏み出せれば開発を前進でき ――自社の方針や状況にあわせて、うまく双方の開発利点を取り込んでみてみるとよいかもしれません