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INFOMATION

エンジニア対談Vol.5~代表 菊本×エンジニア 松井~

2023-10-16

こんにちは。

スタートアップテクノロジーは2023年10月2日に9周年を迎えました。

今回は9周年に合わせ、今までの9年間とこれからのお話を、ファシリテーターの松井さんが代表・菊本さんからお聞きしました。今回は前編です。

菊本 久寿

株式会社スタートアップテクノロジー代表、起業前は様々な会社のCTOや技術顧問を務める。改めて起業を意識した時に、自分の事業ドメインとしてエンジニアという部分があることを強く実感し、2014年株式会社スタートアップテクノロジーを創業。創業10年目を迎え、活躍はエンジニアの分野にとどまらず、YouTubeでのエンジニア転職チャンネルの運営やTwitter(X)においてひさじゅとして知られるなど多岐にわたる。社長兼インフルエンサー兼YouTuber兼エンジニア。

ファシリテーター:松井 英俊

2021年スタテクにジョイン、現在は開発部所属。

自動車メーカー企業やスタートアップなどを経て、より興味のある技術が使用できる点に惹かれ2021年スタテクにジョイン。同年6月にAWS Serverless Heroに認定。現在は地元浜松からリモートで業務を行っている。

‐スタテクのこれまで

松井:ここ最近よくファシリテーターとしてお話を聞かせてもらってますね。もう何度目なんだろうって感じですが(笑)

菊本:色々とじっくり話をしているとお互いに感じるものもあると思うのでいい機会ですね。

松井:本当にそうだと思います。前回の対談(前編後編)でもお話を伺いましたが、改めて振り返りやこれからなどをじっくりお聞きできればと思います。まず最初にこれまでの振り返りをお伺いしたいです。

スタテクが10月2日に9周年を迎えました。この9年で何を達成したのかなどありますか?

菊本スタテクの始まりは「スタートアップ企業を支援したい」というところからです。月額の受託開発という部分から、企業が内製化を固めてスタテクから巣立って行ってほしいという思いから始まっています。内製化できるまで伴走するので、独り立ちして行ってほしいという形ですね。

実際、今までに巣立って行って成長している企業さんも多くいらっしゃいますし、まだ一緒にやって行ってほしいという企業さんも多くいらっしゃいます。いい関係を築けてきたという実感がありますね。

そういう意味で月額制受託開発のいい形を作れたと思います。

松井:スタテクが行っている月額制受託開発というのは独自のものだという趣旨のツイートを以前見た記憶がありますね。

菊本:モデルとしては、ソニックガーデンさんが始めたものが一番近いと思います。

スタテク独自だなと思うのは、クライアントさんにもプロジェクトに入ってもらうことが多いことですね。経験の浅い方や若手の方に入ってもらって一緒のチームとして動くことも多いと思います。

松井:「伴走」と考えるとクライアントさんに入ってもらう意味がわかりますね。自分も今やっているリンクエッジさんの案件を考えると、大変なときもあったなと感じるのですが寄り添ってやってきたなという実感があります。

菊本:リンクエッジさんは特に顕著に感じられるクライアントさんかもしれません。本当にスタートからずっと寄り添って伴走してきたなと思います。僕自身も技術顧問として参画していましたし、採用も少しアドバイスさせてもらったりして内製化を進めることが出来ました。専務の安田さんがCTOになったこともあり、若手のエンジニアの方も育たれてるのかなと思います。

やはり育成して巣立ってもらう、スタートアップ支援というところがスタテクの根幹にあるんですね。

松井:RUNTEQで得た知見を還元して、月額制受託開発に活かすという良い相互作用が生まれていますね。

菊本:RUNTEQ生がクライアント企業さんに採用されたりもありますしね(笑)そういう形でも人材の面からの支援もできるので、RUNTEQがいい感じにはまったなと思います。

軸として人材の面なども含めた開発内製化という部分があり、月額制受託開発でそれをサポートしながらスタートアップ支援を行っている現在は、最初やりたかった所にかなり近いなと感じますね。

月額制受託開発を始めた当初は馴染みがないということもあって、感覚のすり合わせが大変でした。

松井:確かに、依頼する側のお客さんが今までどういう契約や仕事をしてきたのか?という感覚が分からないと難しいですね。

菊本:当時はまだ浸透していないということもありましたし、名称も色々あったように思います。例えばアジャイル型やラボ型とも言われてましたね。名称だけでなく、スタートアップのクライアントさんを中心にスタートアップの開発手法を受託に導入していったという意味でもスタテクは新しいスタイルを作ったんじゃないかなと思います。

‐RUNTEQの功績

松井:新しいスタイルというところで思ったのですが、RUNTEQもある意味新しいスタイルのプログラミングスクールですね。

菊本:確かにRUNTEQのように1000時間やるスクールというのはほとんど無いですね。口コミなどを見ても「難しい」や「なんとかやり切れる」という内容が見受けられるので、本気じゃないと出来ないスクールなんだなと思います。「未経験エンジニア」と呼ばれる人たちのレベル水準を一段階引き上げたんじゃないでしょうか。

松井:エンジニアに限らないと思いますが、その業界で必要とされる技術が勝手に自分のレベルに寄ってきてくれるわけではないので、自分たちから技術に食らいついていかなければならないですよね。未経験でもその部分は変わらないと思います。そういう意味でもRUNTEQが水準を上げたのは良いことですね。

菊本:もしかしたらRUNTEQが採用のハードルや期待の水準を上げてしまったかもしれません(笑)ただ実務として考えると、市場として必要とされる人材はRUNTEQ受講生や卒業生のレベルです。今までのファッションとしてのリスキリングでは市場ニーズに合わないんですよね。

見てて思いますが、RUNTEQの受講生や卒業生は本当にハイレベルな人達が多いですし、特にオリジナルのポートフォリオのレベルは業界トップクラスと言っても過言ではないと思います。

松井:自分もRUNTEQの皆さんのポートフォリオを見て「ここはどうやってるんだろう…?」となることがあります。ある意味現役のエンジニアを超えている部分がありますね。

菊本:レビューする側としては大変な部分でもありますね(笑)追いついていかなければならないですし、積極的にキャッチアップをしなければならないなと感じさせられます。

松井:今までやれてきたこと、という部分をお聞きしてきましたが、逆にやり残した部分はありますか?

菊本人材という面、リスキリングやエンジニア採用という部分ではまだまだやることがあるなと思います。僕がやりきったなと感じるのはエンジニア採用に困らなくなったときだと思うので、一生終わらないかもしれませんね(笑)

‐2022年のスタテクは

松井:なるほどですね。従業員の一人として見ているだけですが、去年1年のスタテクはかなり拡大したなと感じました。そのあたりはいかがでしょうか?

菊本:去年の夏に資金調達を行って、ちょうど1年くらいたったんでしょうか。特にRUNTEQがかなり急拡大したなと思います。ぎゅっとアクセルを踏み込んだ感じですね。その後書籍の発売もあって、お正月以降くらいに一気に入学者数の方も増えた感じだったと思います。

松井:開発部から見ていても、広告やマーケ・カリキュラムなど今まで点で存在していたものが一気に繋がって加速しているように見えました。RUNTEQを目にする機会も増えましたね。

菊本:本当にかなり急拡大したなと思います。怖かった部分もありましたが、おかげさまで成長に繋がったなと。業界的にもかなり上位に入ってるんじゃないですかね。YouTubeも伸びて、チャンネル登録者も1万人を越すことが出来ました。外で話しかけられる機会も増えて、ちょっとした有名人気分です(笑)

松井:youtuberですね(笑)エンジニアの集まりでも見ている人がぽつぽついます。

菊本:久しぶりに会う人にはよく「youtuberと話してる」って言われますね(笑)確かにエンジニアの集まりでも見てくれてる人が増えたなと感じます。

エンジニア業界の人にも受け入れてもらえ始めているのかなと思います。

松井:そういう形で業界の人に認めてもらえると、仕事でも受け入れてもらいやすくなるというのはありますね。

菊本:去年出版した本も受講生向けに出したものだったのですが、業界の人も読んでくれているみたいでびっくりしました。

僕のファンって言ってくれる人は年代が広く、年齢が高い人も多いんですね。受講生のお父さんがファンだという人もいました。

松井:親側に刺さっちゃった感じですね(笑)ひさじゅさんのところだから間違いない!みたいな。

菊本:今後も頑張って色々とコンテンツを増やしていきたいですね。社長が金髪youtuberというのも自由な感じがして面白いかなと思うので、今後も毛根が耐えられる限り続けます(笑)

今回はここまで。

次回はスタテクのこれまでの動きや、今後のビジョンなどを詳しくお伺いします。

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