こんにちは。
今回はスタテクで活躍しているエンジニアの方にお話を聞いていきます。なんと今回から前回AWSの記事でもお話を聞いた松井さんをファシリテーターとしてお話を聞いていくことになりました!エンジニアならではの鋭い視点から様々なお話をお楽しみください。
記念すべき第一回の記事は、スタテクが運営するプログラミングスクールRUNTEQにフォーカスを当てました。RUNTEQ卒業生で現在スタテクでエンジニアとして活躍する廣瀬さんと、一緒に働くCTOの栗原さんのお二人の対談です。今回は前編をお送りします。
メンバー紹介
廣瀬 翔太郎
2020年RUNTEQ卒業後、同年スタテクにジョイン。現在は開発部に所属し、クライアントワークを中心に自社開発も担当。Ruby on RailsやReact.jsを使用して開発を行い、フロントエンドからバックエンドまで幅広く担当している。
栗原 大貴
2018年スタテクにジョイン、現在スタテクCTO。クライアントワークを中心に、ビジネス面から小さいものから大きいものまでアーキテクチャ、開発方針や運用方針などの意思決定を担当している、スタテク社内ではBeCloudなどツールや開発者体験の向上や、自社開発の技術検証も担当。
ファシリテーター:松井 英俊
2021年スタテクにジョイン、現在は開発部所属。
自動車メーカー企業やスタートアップなどを経て、より興味のある技術が使用できる点に惹かれ2021年スタテクにジョイン。同年6月にAWS Serverless Heroに認定。現在は地元浜松からリモートで業務を行っている。
‐エンジニアになった契機、今まで
松井:では最初に…皆さんの経歴など聞いてもいいでしょうか?ちなみに自分は製造業や作業員などをしていたのですが、ひょんなことからエンジニアになったという感じです。
廣瀬:私はエンジニアとしても社会人としてもスタテクが1社目です。20歳の頃にRUNTEQに入学して、その後縁があってスタテクにそのまま入社しました。
入社後はRuby on Railsを使ったバックエンド開発を担当することが多かったのですが、、最近はフロントエンドも任せてもらえるようになりました。ここは社内の勉強会で登壇したり、アピールしていた結果が出ていると思ってます。
松井:そういえば廣瀬さんとはオフラインでは初めましてですね。勉強会で顔を合わせているので初めてという感じがしませんが…先程の勉強会の話は確かにというところがあります。アウトプットはみんな見てくれているからやりたい方向にコントロールでき、発信したものが積み重なっていくといつの間にかその業務についていることもよくありますね。
栗原:僕はエンジニアとしてはスタテクは2社目です。もともとは実は営業マンをやっていました。そこから転職して未経験エンジニアとして入った1社目ではPHPやC#などを分からないなりになんとかやっていたという感じです。そんな感じでスタテクも全然わからないという状況で入社したのですが、スタテクの文化として「任せてくれる」というところで、やりたいと手を上げ続けていたら今ここにいるという感じですね。
スタテクの「手を上げた人に任せる」という文化のおかげで、できないけどやりたいと主張することもできましたし、結果として色んなことを任せてもらえるようになったと思います。
松井:やりたいことを主張していく、手を上げていく人の意見を尊重するというのはスタテクに限らずこの業界あるあるかもしれませんね。誰も意見を言わなければ進まないけれど、誰かが意見を言うことでそちらに進んでいく…やりたいようにやるために積極的に意見することが大事かもしれませんね。
‐RUNTEQ卒業生として。実務とのギャップは
松井:廣瀬さんはスタテクの運営するRUNTEQの卒業生ですが、ずばり仕事でRUNTEQで学んだことは活かせていますか?
廣瀬:数字でどれくらい…というのを具体的に表現するのは難しいのですが結論として活かせています。入社直後からRuby on Railsを使った基本的な実装は問題なく進めることができました。RUNTEQの卒業生の強みは、Ruby on Railsで行う開発の知識や経験はもちろん、Gitの使い方やプルリクエストの出し方、レビューを受ける経験など、開発を行う上で必要な経験ができているという部分だと思います。
松井:なるほど。自分も例えばGitを使えるということで、以前の会社からかなりの評価を受けた経験があるので実感として分かる部分があります。
栗原:Gitは構造が分かってないとあまり使いこなせないですよね。一つの言語みたいなイメージだと思います。開発全体で汎用的に使えるスキルを学べるというのは強みかもしれないですね。
松井:わかる気がします。栗原さんから見て廣瀬さんの感じている感覚はいかがでしょうか?
栗原:RUNTEQのカルチャーという部分、主体性があるというのは大きな評価ポイントだと思います。一緒にクライアントワークに入ってもらったときに、能動的にタスクを取ってくれますしわからない部分もきちんと質問して、滞りなく業務を進めてもらえます。
RUNTEQを通して自分の学んできた開発フローを、業務の中に落とし込んで仕事ができているのではないでしょうか。未経験エンジニアはこういう部分から教えていくことが大半だと思うので、楽をさせてもらっていると思います(笑)
技術的な話で言っても、スタテクで使用しているJavaScriptやRuby on Rails、SQLなどの言語やスキルは業務を滞りなく進めることが出来るレベルで備わっていると感じます。
また、体系的に教えられているということもあり、おそらくココで詰まるだろうなという部分が予測しやすく切り分けがしやすいので、指示を出しやすいですね。全体的に一緒に仕事をしている感が大きく、楽しく仕事ができると感じています。
‐エンジニアとしての学び、コミュニティ
松井:RUNTEQを通して、ここが学べてよかったというのはありますか?
廣瀬:一番印象に残っているのが答えを教えてもらえなかったところですね。もちろんカリキュラムの難しい部分で質問することはあるのですが、その際も答えではなくヒントをもらえるので、考える力というのが身についたと思います。当時はオフラインのスクールだったのでRUNTEQ教室に集まって勉強していたのですが、講師に直接質問したりレビューをしてもらえたというのはすごく貴重な経験だったと思います。
現在のRUNTEQも質問しても答えを直接教えないという部分は変わらないと思うので、難しいカリキュラムも諦めなければしっかり実力がつくと思います。
松井:教科書的なものを読み進めるだけでなく、自分で答えを探していくっていうのはクライアントワークにも通じる部分がありますよね。クライアントから求められているものを噛み砕いて、自分の作業に落とし込んでいくというのは、エンジニアとしてのベースのスキルになるのでRUNTEQでそこを学べるというのは良いと思います。
栗原:RUNTEQの自走力、やり抜くというところはすごいですよね。しかもそれだけではなく、その中でエンジニアとして必要な「考える力」と「質問する力」というのが鍛えられるカリキュラム構成というのは素晴らしいと思います。
松井:エンジニアを始めとした頭脳労働というのは、自分の範囲というのを明確にしてその中で可能な限りやるというのが大事だと思います。特にそのマインドセットはWebの開発会社で必要だと思っているのですが、それを身につけられるというのは、スタテクが運営するRUNTEQならではなのかなと思いますね。
松井:先程答えを教えてもらえない話で思ったのですが、受講生同士のコミュニティ内でもそういう感じなんですか?
廣瀬:そういう感じですね!学習していく中で詰まった部分をコミュニティに聞くこともあるのですが、みんな答えを教えずにヒントを出し合ってワイワイ話したりもしていました。未だに卒業生同士のコミュニティは盛んに動いていますし、先日はオフラインで集まってリアル脱出ゲームも行ったりしました。
松井:エンジニアは横のつながりが大事ですからね。自分も色々なコミュニティに顔を出しているのですが、実は以前通っていたスクールのメンターにコミュニティの大切さを教えてもらったのがきっかけです。自分は積極的に飲み会に行ったりなどしましたが、RUNTEQはそこがセットでついてくるというのは羨ましいですね。
前半はここまで!
後半もエンジニアとして必要なマインドや学んでおいたほうが良いことなど、これからエンジニアになりたい人も既にエンジニアの方にも役立つ内容になっています。ぜひお楽しみに!