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INFOMATION

スタテク社員とChatGPT~開発会社の使い方~

2023-05-17

(画像引用元:https://openai.com/blog/chatgpt
こんにちは。
今話題のChatGPTですが、どう使っていいのかわからない…どういうAIなんだろうという方も多いのではないでしょうか。スタテクでもソフトウェア貸与制度の内の一つとしてChatGPT API有償版の使用が可能なので、スタテク社員のChatGPTとの向き合い方を聞いてきました。

―そもそもChatGPTって?

ChatGPTに聞いてみました。


ChatGPTは、OpenAIが開発した自然言語処理の人工知能モデルです。GPTとは「Generative Pre-trained Transformer」の略で、大量のテキストデータを学習して、人間のように文章を生成したり、自然言語に関するタスクを解決したりすることができます。ChatGPTは、そのうちの一つで、人工知能と対話することができるAIアシスタントとして設計されています。

ChatGPTは話し相手や相談相手としてはもちろん、アイデア出しや文章の要約などライター業のようなことも行うことが出来ます。質問や指示はプロンプトと呼ばれ、GitHubなどでも共有されているようです。
実際にスタテクで使っている使用方法を見ていきましょう。

①文章の要約

私自身、文章を簡潔にまとめたいなというときに要約をお願いしています。
試しに1月26日に行われた書籍イベントのためのブログ記事の要約をお願いしました。
(元記事:https://startup-technology.com/blog/kansoubun_hisajubook/



2000字程度の文章を10分の1強程度に納めることが可能です。
長く書いてしまって重複した表現が出てしまう方やダラダラと書いてしまった…という方など、簡潔な文章が苦手な方におすすめです。
1000字程度の文章で要約してください、など具体的に文字数を指定することで調節も可能です。

②コードを書いてもらう

開発会社ということもあり、こちらの使い方をしている方が一番多い印象でした。
試しに
「画像をポップアップさせて表示させるためのコードを書いてください。」
と指示を出してみました。



最初にHTMLとJavaScriptのどちらで表示させるかを聞かれますが、どちらも例示してくれました。そのままコードのコピーも行えます。

ただし、必ずしも正確なコードを書いてくれるというわけではないのでその点は注意が必要です。修正が必要にはなりますが、一からコードを書くという煩雑な点がクリアできるのでかなり活用しているエンジニアも多いです。

③文章の作成をお願いする

開発会社に限らず、取引先や社内などでアクシデントがありスケジュールの調整を行わなければならないなど、意図を正確に丁寧に伝えなければならない文章を作成しなければならない場面がどこの企業でも発生するかと思います。
そのような場面で文章を作成してもらっていますという社員もいました。

試しに
「締切まで2週間ですが、スケジュールを確認したところ3週間必要でした。現在の作業量として2週間では無理です。取引先に説明し、締切を3週間後に伸ばす交渉をする文章を作成してください。」
とお願いしてみました。



元々が英語圏のAIということもあり、Dearに相当する尊敬する取引先の皆様へと入っているなど修正が必要ですが、ある程度使用できる文章が作成されました。
今回はプロンプトが曖昧ということもあり曖昧な文章になっていますが、具体的に指定できればもっと実用に耐えうる文章が作成できます。

④Excelやグーグルスプレッドシートの数式を作成してもらう

例えば物品の貸出管理表を作成し、その際に一目で現在使用可能なのか表示させたい…といった感じに、Excelやグーグルスプレッドシートを用いて具体的に作成したいものがある場合は、数式の作成をお願いするのも一つの手です。

先程の例の場合は



と回答されました。
こちらもコードをコピーできるのでコピペのミスなどの心配がありません。

このように社内では様々な使用法がありました。
ただし使用にあたっては注意しないといけない点があります。

・出される回答が全て正しいとは限らない
ChatGPTはインターネット上の様々な情報を学習しています。そのため、大本の情報が正しくない場合は正しくない回答を出してしまいます。
回答を鵜呑みにせず、真贋を見極めることが必要です。

・コードや数式などは特に修正が必要
エンジニアによると回答をそのまま使用してしまうと動かないことも多々あるということでした。コードを書くという作業の負担は減りましたが。修正やレビューなどをきちんと行う作業やそのための知識は必要です。

他にも注意は必要ですが、無償で使用できるChatGPT3.5に比べ、現在有償版として提供されているChatGPT4は正確な答えが回答される比率が上がったりなど、日々進化を続けています。正しい知識を持って、AIに向き合っていかなければならない世界がすぐそこにあるのだなと感じました。
これからもスタテクは、エンジニアとしての知識を生かしてAIを使用してより良いプロダクト開発に取り組みます。



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