皆さんこんにちは。今日は8月11日に開催された、RUNTEQ5周年のイベント「RUNTEQ_path」の参加レポをお送りします。
RUNTEQ_pathはRUNTEQ初のカンファレンスイベントであり、「エンジニアのキャリアパス」をテーマにRUNTEQ生が通ってきた道筋(RUNTEQ_path)をダイレクトに見聞きすることで、誰もが次の一歩を踏みがすことができるイベントです。
参加した方も、できなかったかたも、ぜひイベントレポをお楽しみください。
開場は12時、会場の浅草橋ヒューリックホールは真夏の暑さに負けないくらい盛り上がっていました。
らんてくんと写真を撮ることのできるフォトブースは大人気で、あちらこちらでRUNTEQ生同士が交流する楽しい声も聞こえます。
今回の司会は阿部さん。一昨日美容室に行ったのでどんどん見てください!というジョークに会場からは笑いが溢れていました。
まずは菊本さんの挨拶から始まります。
登壇とともに大きな拍手が上がり、お馴染みの「YouTuberです」という自己紹介には大きな笑いが起こっていました。
現在まだ学習中の人、卒業してつい最近エンジニアになった人、エンジニアになってしばらく経つ人…今回様々なキャリアを持った人が会場にいます。その全員が、カンファレンスでエンジニアのキャリアやこれまでの成長を見ることで、何かを掴んでいってほしい。
菊本さんの言葉に会場からは更に大きな拍手が起こりました。
今回のカンファレンスは250人の方が来場しました。開校初期の一桁期生の方も来てくださったり、関東以外から前泊して来てくださった人もいらっしゃったとのことです。RUNTEQが他のプログラミングスクールと違うのは、こうやって卒業してからも繋がりが持てるところです。
続いて登壇したモデレーターの茂木さんからは、今回のカンファレンスでは「どんなエンジニアになりたい?」「エンジニアになってやりたいことはありますか?」という2つの疑問を登壇者の方に聞いていくというお話がありました。自分たちがその立場だったらどう答えるだろう?そう考えながら話を聞いてほしい。そのように考えることで、今回のカンファレンスで掴めるものがぐっと広がるのだと思います。
茂木さんの言葉に、会場が少し引き締まるのを感じます。
最初のトークセッションテーマは「【実録】エンジニア転職の成功と失敗の分かれ道」。エンジニア1年目の3人の卒業生の方が登壇してくれました。
最初のトークセッションは、まだエンジニアのキャリアを歩み始めたばかりの方たちのお話を伺います。学習中の悩みから就活、実務で感じたギャップやスタートダッシュの心構えなど、キャリアを歩み始めたばかりの方たちならではのお話を聞くことができました。
今回のセッションで印象に残ったことは、「エンジニアとしての慣れ」というお話が多かったということです。
元接客業の方が「接客業から現在の会社に転職したので、フルフレックスの自由な感じに全然慣れなかった」とお話をしていたり、他にも「Slackでのテキストコミュニケーションに慣れるために、Mattermostのtimesをたくさん活用しておくほうが良い」とお話をされているなど、エンジニアの文化に慣れることの大変さを知ることができました。
1年目の先輩ならではのリアルな悩みを聞くことができたと思います。
「どんなエンジニアになりたい?エンジニアになってやりたいことはありますか?」という質問には、共通して「能動的、主体的」なエンジニアになりたいという返答がありました。異業種から未経験エンジニアとして転職したばかりで、慣れないことだらけなのではないかと推察します。その中でも、このような積極的な発言に「RUNTEQ」を感じることができました。
続いてのセッションは「【ここだけの話】エンジニアのリアルな仕事、リアルな思い」です。卒業してエンジニアとして転職してから2年目に突入した23期の同期生である3人の先輩たちが登壇してくださいました。
2つ目でのトークセッションは、「エンジニアとしての慣れ」を克服し、第一線で活躍している「少し先輩のエンジニア」のお話を伺います。
どのような方とコミュニケーションを取ることが多いのか、エンジニアとしての楽しさや辛さ、モチベーションの維持の方法、先輩に言われて心に響いた言葉など、仕事を一人でこなせるようになり、先輩エンジニアならではのお話を聞くことができました。
このセッションでは、全体を通して「エンジニアとしての信念」を感じることができました。自分のやるべきタスクだけではなく、全体像を見られるようになってきた2年目。だからこそ生まれてきたビジネスサイドの悩みなど、等身大の悩みや努力を垣間見ることができたと思います。
「どんなエンジニアになりたい?エンジニアになってやりたいことはありますか?」という質問には、2年目の「全体像が見えてきたエンジニア」ならではの回答が共通していました。
主体的な動きができているというのはもちろん、目標に対してのコスト面での意識や「あえて実装しない」という決断など、エンジニアという視点だけではなく、ビジネスサイドの視点を持つことができるようになった2年目。そんな2年目ならではのエンジニアとして、成長を感じることのできたセッションでした。
ここで一休み。みんな大好きなエンジニア転職チャンネルの出張版が行われました。
見覚えのある背景や、毎度おなじみの花村さんの前口上、そして動画と違って少し噛み噛みな菊本さんに会場は一気に和やかな雰囲気に。
今回のエンジニア転職チャンネルはRUNTEQの受講生や卒業生にアンケートを取った「リアルな声」をキャッチできる内容です。
最初は受講生のアンケートから。学習スタイルや週の学習時間を伺いました。
お仕事やアルバイトをしながら受講されている方も多いという結果には、素直に「すごい!」と驚きました。
やはりフルコミットの方が学習時間は多くなりやすいという結果でしたが、中にはお仕事をしながらも週に41時間以上学習されているという方もいるそうです。
とにかく学習時間が大事とのことなので、工夫して取り組んでいってもらえればと思います。
続いて卒業生のアンケートに。
エンジニア歴や就業先の事業形態、出社頻度、残業時間、使用している言語、学習時間など多くの事項を聞いています。
エンジニアへ未経験で転職される方は、年収について不安に思ってしまう方も多いのではないでしょうか?
アンケートの結果からは、未経験ということもあり最初はやや少なくなってしまう方もいたようですが、3年目や4年目の方からはきちんと評価され年収が上がっている傾向を読み取ることができました。
今回のアンケートで未経験での転職という不安を、少しは払拭できたのではないかと思います。
今回リアルなデータや数値を取れたことで、私たちも改めて学びを得ることができました。今RUNTEQで学習している方たちも、エンジニアのリアルに対して解像度が上がったのではないかと思います。そう話す菊本さんの言葉に、会場からは大きな頷きが返っていました。
<第三セッション>
そしていよいよ最後のセッション。「【教えて先輩!】いま未経験エンジニアを採用するならどんな人?」です。
登壇者はエンジニアとして4〜5年目に突入した3人の先輩で、特別モデレーターとして菊本さんも一緒に登壇しました。エンジニアとして着実にキャリアを重ね、もっと大きな視点で見ることができるようになった3人の先輩エンジニアから、採用の目線も踏まえた「未経験でも活躍できるエンジニア」のお話を伺います。
このセッションでは、一緒に働きたいエンジニア、働きづらいなと思ってしまったエンジニア、エンジニアとして成長を感じた瞬間、チームで仕事を進めるうえで困ってしまった経験など、後輩や部下ができたエンジニアならではの悩みや楽しさを垣間見ることができました。
受講生の方も卒業生の方も、転職や就活など、これからのキャリアにとって非常に学びのある内容だったと思います。
どんなエンジニアになりたい?エンジニアになってやりたいことはありますか?という質問に共通していたのは、「非常に長期的な目線での回答」をしていることです。
目の前のプロダクトや自分のキャリアだけではなく、会社の成長や世の中への影響などを考え、大局的な視点を持つことがエンジニアとして更に成長するために欠かせないのかもしれません。
現在受講している方も、後輩エンジニアの方たちも、今後マネジメントをする立場になったときは…など、具体的なキャリア形成を想像することができるセッションだったのではないでしょうか?
<クロージング>
セッションも終わり、いよいよクロージング。
今回のRUNTEQ_pathを企画運営した根岸さんからご挨拶がありました。
RUNTEQが開校してから5年、イベントにはエンジニアを目指し始めた方から第一線で活躍している方まで、様々なキャリアの人達が集うようになりました。その中でRUNTEQの運営として「自分たちが受講生や卒業生全員に伝えられることは何なのだろうか?」ということを考えるようになったそうです。
RUNTEQを受講した全員が「未経験エンジニアとして働くってどういうことだろう」と考えた経験があると思います。今回のRUNTEQ_pathを通して、参加した全員の未来が少しでも明るくクリアになっていたら嬉しいです。
非エンジニアとしてもハッとさせられるエピソードもありましたし、エンジニアとしても改めて考えさせられた内容もあったのではないでしょうか。今回のカンファレンスでの気付きが、次の一歩へのきっかけになり、自分の可能性や世界の広がりにつながればと思っています。
根岸さんの言葉に、会場からは大きな拍手が湧き上がりました。
そして菊本さんから閉会の挨拶です。
今回のRUNTEQ_pathは初めてのカンファレンスイベントということで、どうなるんだろうと不安に思う部分もあったそうです。
実際行ってみて、卒業生の話を聞くことで、全員のエンジニアへの解像度が上がったと思います。特に、エンジニアになりたての人から4年目や5年目の方まで様々な方に話を聞くことができた今回のカンファレンスは、エンジニアとしての成長とはどういうものなのかを実体験として感じることができたのではないでしょうか。
RUNTEQはただ単にプログラミングを教える場ではなく、エンジニアとして育成した受講生の方の活躍が、日本の成長につながる場として始めたものです。ゆくゆくはRUNTEQの卒業生が、日本の様々な重要局面で活躍するという形を作っていきたいと考えています。
RUNTEQはこれからも、受講生の皆さんと卒業生の皆さんにとって「学習が定着し、コミュニティーがさらに広がる」スクールとして進化していきます。
そう話す菊本さんの言葉に、会場には拍手が鳴り響きました。
今回、RUNTEQ_pathに参加して思ったことは「参加できてよかった!」ということでした。
RUNTEQが始まってから5年、カリキュラムのアップデートやオンラインへの移行など、様々なことがありました。1期生の方から今月入学した60期の受講生まで、本当に多くの方々がRUNTEQで学んできたと思います。
その方たちが、日本のITに変革を起こし成長につながっていくのだと思うと、その一端に携われていること、携われてきたことがとても嬉しいと感じることのできるイベントでした。
非エンジニアの私としても、エンジニアならではの視点を垣間見ることができ、成長することができたのではないかと思います。
今後もRUNTEQ、そしてスタートアップテクノロジーをよろしくお願いします!