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INFOMATION

リスキリングJAPANカンファレンス2024イベントレポ

2024-07-26

みなさんこんにちは。

今回は7月11日にミッドタウン日比谷で開催された、リスキリングJAPANカンファレンス2024のイベントレポをお送りします。

スタートアップテクノロジー(以下、スタテク)代表の菊本さんが登壇し、熱量の高いイベントになりました。その模様の一端をぜひ感じてください。

(TOP画像はリスキリングJAPANカンファレンス2024より引用)

今回のリスキリングJAPANカンファレンス2024は、「学び直し」というリスキリングの側面だけではなく、新しいスキルを学んだ人が新しい仕事につくことができる「労働移動」の側面という観点に着目し、リスキリングからデジタルフォーメーションを起こすことで、働きがいと成長意欲の促進を促すことを目的として開催されました。

登壇者の方も、徳島県小松島市の中山市長をはじめ、人事院の方や経営者の方など官民問わず様々な方が集まりました。リスキリングが今後の日本のデジタル化の中で非常に重要なキーワードになることが伺えます。

13時に始まったイベントは、オープニングから始まりました。

テーマは「Reskillingという選択を迷っている自治体・企業・人へのメッセージ」で、

シェアエックス代表取締役 中川りょう氏、シケン代表取締役 島隆寛氏、徳島県小松島市長 中山俊雄氏、セブンセンスマーケティング 林佳澄氏が登壇されました。

企画協力という形でチーム小松島の4人としての登壇でしたが、実際に体感したリスキリングの魅力を交え、小松島市の良さを伝える興味深いお話でした。

そして最初のセッションへ。

テーマは「国:日本のこれからのReskilling Story 日本のリスキリングの現在地と進むべき道とは?」です。人事院人事官 伊藤かつら氏、ファンリーシュ代表取締役 志水静香氏、ジャーナリスト/リクルート「Works」編集長 浜田敬子氏の3人が登壇されました。

これまでの3人の経験から、人材の育成という視点でのリスキリングの重要さや、これからどうやってリスキリングを進めていけば良いのかという、考えさせられるお話でした。同じ女性が登壇されているということもあり、個人的に自分のライフステージとも重なる部分があり、非常に興味深く聞くことができました。

続けて、Sponsored Keynote 01として株式会社グロービス グロービス・デジタル・プラットフォーム マネジング・ディレクター 鳥潟 幸志氏による「DXを推進するためのリスキリングとは」です。DXの定義という基本的な部分から、経営・組織視点の考え方と従業員が感じているギャップ、それを埋めるための設計など、組織づくりから考えるリスキリングというものを学ぶことのできる内容でした。

ここで10分の休憩へ。

会場は様々な企業がリスキリングを相談できるブースを出展しています。もちろんスタテクも出展しました!人事の方や経営者の方など、様々な方にブースを訪れていただき、熱量の高いお話がかわされていました。

休憩後は2つ目のセッションへ。

テーマは「企業 ; Reskilling to Growth & DX 」で、住友生命保険エグゼクティブ・フェロー デジタル共創オフィサー 岸 和良氏、㈱デジライズ代表取締役 茶圓将裕氏、㈱ローンディール代表取締役 原田未来氏、WHITE㈱代表取締役 横山隆氏の4人が登壇されました。

成長という観点から、そもそも企業の方にリスキリングの重要さを知ってもらうことの必要性、その重要性をわかってもらうための推進方法などをお話されていました。大企業と呼ばれる企業と取引されている方たちが登壇されているためか、いわゆる「日本の企業」でなかなかリスキリングが進まない理由や、説得のポイントなど人事の方が「参考になる!」と思うことのできるお話が多いように感じました。

ますますグローバル化が進んでいく現代において、世界で活躍できる企業になるためにリスキリングは必要不可欠です。ためになったという方も多かったのではないでしょうか。

続いては株式会社サイバーエージェント リスキリングセンター責任者小枝創氏、株式会社AI Shift生成AIビジネス事業部生成AIリスキリング事業責任者 伊藤優氏による、Sponsored Keynote 02「生成AIを活用できる企業になるためのリスキリング成功のポイント〜サイバーエージェント社員の99.6%が受講した「生成AI徹底理解リスキリング」〜」です。

サイバーエージェントではリスキリングの中でも「生成AI」に的を絞ったリスキリングを行っているということで、今回は全職種対象のeラーニングシステムのお話をされていました。

最初はなかなか受講率が伸びなかったということですが、「本気度を伝える」「楽しめる内容にする」「個人ではない、チームや組織の目標にする」という観点で取り組み、最終的に99.6%の受講率を達成したということです。コンテストの実施や、eラーニングの内容など細かな部分までお話されていて、人事の方はかなり参考になる内容だと感じました。

そしていよいよ最後のセッション。菊本さんも登壇した「人;リスキリングで新たなキャリアに進んだ人たち 〜学歴・職歴から学習(リスキリング)履歴となる〝X DAY〟はいつくるのか?〜」です。

菊本さんの他に、(株)Schoo取締役COO 古瀬康介氏、㈱waris代表取締役/共同創業者 米倉史夏氏、株式会社morich代表取締役 All Rounder Agent 森本千賀子氏が一緒に登壇されました。

実際のRUNTEQ受講生の方のリスキリングストーリーや、コミュニティを活用した「みんなでの」リスキリングストーリーなど、具体的で実際の体験談をお話することでリスキリングというのが身近に感じられる内容だと感じました。

リスキリングをすることで新たにエンジニアという道を選びたいと考えている方には、菊本さんの「楽しめる学び」という学び方、そしてものを作るという楽しさという「楽しい」というキーワードは非常に刺さったのではないでしょうか。

人と触れ合うことで、RUNTEQの受講生だけではなく運営している菊本さんや講師も学んでいけるという姿勢は、ずっと持ち続けていきたいと感じました。

今回のリスキリングJAPANカンファレンス2024は、オフラインとオンライン両方で参加できましたが、オフラインではリスキリングの雑誌や書籍など様々な会場特典もありました。また、ブースで直接お話を伺うこともでき、リスキリングに対する企業の熱量の高さも感じることができたと感じます。

もちろん菊本さんの書籍「「エンジニア×スタートアップ」こそ、最高のキャリアである」も会場配布されており、大変な人気を博していました。

今回オンラインで見たという方も、知らなくて参加できなかったという方も、次回はぜひオフラインでの参加をおすすめします。

今回リスキリングJAPANカンファレンス2024に参加して感じたのは、リスキリングというのは「学び」であるということです。当たり前かもしれませんが、仕事ではなく「学び」だと思うだけで少しハードルが下がるのではないでしょうか。

これからの自分の生活を便利にしたり、豊かにしてくれる「学び」。それがリスキリングに繋がっていき、自分はもちろん企業や国を成長させてくれるのだと思わせてくれる、そんなイベントでした。

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