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INFOMATION

ゲームでコミュニケーション能力UP?社内ゲームイベントで分かった意思疎通の難しさ

2021-03-15

SS事業部の井上です。

私たちSS事業部では主にクライアントワークを行っているため、同じプロジェクトに携わっていない社員同士のコミュニケーションは比較的少なくなります。
また、最近ではフルリモート化により交流機会が輪をかけて少なくなっており、社内で会話したことのない人・声を聞いたことがない人も増え始めました。


リモートワークを続ける前提で、こういった状況を打開するためのディスカッションを行った結果、満場一致で「ゲームを通じて社内でのチームワーク向上を目的としたイベント」を開催することになりました。
ゲームは「リモートで参加できること」に踏まえ、SS事業部では開発だけでなく顧客折衝も仕事の一つなので、「コミュニケーション能力が必要」となるからです。

(開発部の中でゲーム好きな人が多かったため票を得られやすかった、という背景もあります)



イベントで利用するゲームは、チームワークが必要となる「完全爆弾解除マニュアル : Keep Talking and Nobody Explodes」というビデオゲームを選択しました。


「 完全爆弾解除マニュアル」について


このゲームは、複数のプレイヤーが「処理担当者」・「分析担当者」として役割を分けます。
面白いのが分析担当者はゲーム画面を見てはならない、という点です。
処理担当者はゲーム画面を操作して爆弾の視覚的特徴を分析担当者に伝え、分析担当者はその情報をもとにマニュアル(PDF)を見ながら爆弾の解除方法を伝えます。

実際の爆弾解除マニュアルはこちらです。

試験問題を思い出し、勉強がニガテな私としては目を背けたくなります……。



始めは簡単な仕掛けですが、ゲームを進めていくにつれ徐々に複雑な仕掛けが登場します。
内容については実際のゲームプレイ動画を見るのが分かりやすいかと思います。


当日の様子


処理担当者と分析担当者が1人ずついれば成立しますが、せっかくなので独断と偏見でゲストを選出し、処理担当者1人・分析担当者3人としてDiscord上で会話を行うことにしました。
できるだけ多くの社員に観戦してもらいたかったので、スライド資料を使った事前告知を全社会で行い、お昼どき(13時)での開催とし、参加者も楽しめるようにDiscord上でゲーム画面をライブシェアしました。

最初のプレイでは「マニュアルのどこを読めばいいんですか!?」「聞き取れなかったのでもう一度お願いします!!」などと普通に使いそうな言葉も、時間制限により早口となり、荒々しさを帯びていました。
想像より難しく、普通にプレイしているだけでは最初のステージすらクリアできず……
問題点の洗い出しや解決策の提案などを行い、何度もチャレンジを繰り返し、最後にはステージを見事突破することができました!


ゲームを通じて分かった、コミュニケーションを成り立たせる要素


そのように失敗を重ねていく中でゲームをクリアするためのコツが分かってきました。

  • 仕掛けごとに得意/不得意な人がいるので、適切なタスクアサインを行う。
  • 分析担当者は一つの仕掛けに対して3人で協力するのではなく、それぞれが各種仕掛けの解除方法を並列で探る。
  • 処理担当者は分析担当者に予め必要最低限の情報を与える。
  • 分析担当者は必要な情報が出た場合「情報をください」と伝える。
  • 話が噛み合わない場合、前提となる認識のすり合わせを行う。


ビジネスでも言えることですが、自分の意見をはっきり言う、チームメンバーを頼る、曖昧な言葉をしっかりとチーム内で定義する、など、ゲームを通じてコミュニケーションに重要な要素を再認識することができました。

ニューノーマル時代としてコミュニケーション手段が大きく変わり、時代に適応するために何をすべきかはまだ手探りの状態のため、SS事業部では小さなチャレンジを繰り返しながらこれからも色々なことを試していきます。

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