2022年12月17日(土)に日本CTO協会主催 #ThanksGivingDay2022が開催され、代表の菊本が登壇いたしました。
当日の様子をお伝えします。
日本CTO協会とは、「テクノロジーによる自己変革を、日本社会のあたりまえに」というミッションを掲げ、不確実性の大きい現代社会の中で、企業経営における最先端の技術浸透、世界最高水準の技術者育成を図ることにより、日本経済の発展に資することを目的としている、規模や業種の異なる様々な人や組織が集まっているコミュニティです。(一般社団法人日本CTO協会ホームページより抜粋)
誰もが知っているWeb系企業のほか、業界業種を問わずDXを目指す企業、スタートアップ、協会を応援している企業、個人などが所属しています。
今回開催された#ThanksGivingDay2022は、コロナ禍でなかなか会うことが叶わなかった会員や企業メンバーに、協会事務局や有志メンバーからさまざまなコンテンツを通して感謝をgiveするイベントです。
弊社も日本CTO協会の一員として、またスポンサーとして参加しました。
当日は基調講演、スポンサー企業と協会理事による対談がメインとして行われ、スポンサー企業のBarブース設置などで交流をはかることもできました。
ガチトーク「プログラミングスクール卒って使えなくないですか?」をテーマに、
CTO協会 小賀理事と弊社代表の菊本の対談が行われました。
「プログラミングスクールへの不満をスクールが全部受け止めます」ということで、プログラミングスクール「RUNTEQ」を運営する弊社へ、小賀理事から鋭い質問を投げかけていただきお答えしていく、というスタイルで進んでいきました。
会場は満席御礼!各企業のCTOやリードエンジニア、人事など採用に携わる皆さんの関心の高さが伺えます。
タイトルから刺激的ですが、質問内容も鋭いものばかりでした。
一部抜粋にて紹介させていただきます。
Q.プログラミングスクール卒って使えなくないですか?
小賀理事からは、「実際スクール通っただけでコードは書けるものか?現場では単純にはいかない。脱落者も多いのでは?」などなど、出だしから核心に迫る質問をいただきました。
菊本:スクール卒のエンジニアに対して、開発環境構築から場合によってはGitの使い方から教えなきゃいけないと感じていると思う。RUNTEQでは1000時間に迫る学習内で、実際の現場と同じようにコードを書いてプルリクを投げてマージしていく、というのが繰り返される。徐々にカリキュラム内のタスクも難しく荒いものになっていき、現場のレベル感のコード、タスクまで到達する仕組みになっている。
卒業時にはオリジナルポートフォリオ制作を通じて、企画〜設計まで行いユーザー理解までできるようにしている。また、RUNTEQにはコミュニティがあり、ここで受講生同士が繋がることで互いに教えあったりコミュニケーションをとることで脱落者もそれほど多くない。
Q.すぐ辞めちゃうんでしょ?お金かリモートワークにしか興味ないんでしょ?
これまでスクール卒のエンジニアを採用して教育をしっかり行っても、すぐに辞めてしまうエンジニアが多かったという苦い経験をしてきた企業もあったようです。
お金が稼げる、リモートワークで働けることなど柔軟な働き方が魅力であるというエンジニアへのイメージが広がることについて、小賀理事からは「それが魅力となって優秀なエンジニアが増えることは良いことだと思う。」とコメントがありました。一概にダメなことではないということでしたが、それだけではエンジニアとして続かないのでは?という質問でした。
菊本:スタートアップだと、単純に技術ができるというだけでなくカルチャーフィット採用が大事だと思う。
RUNTEQでは受講生に業界情報を教え、カルチャーフィットのためにマインドから教育をしている。入学時にRUNTEQ CREDO=「RUNTEQの中で常に心に留め、体現すべき5つのマインド指針」を学習に組み込んでいる。しっかり身につけた人が卒業もしやすい。コロナ禍でエンジニアになりたい人が増え、お金儲け、リモートワークしたいという気持ちから入る人がいることも事実だが、それはあくまでオプション。基本はものづくりを楽しむ、エンジニアであることを楽しむ、という気持ちを持てるよう教えている。学校のような感じ。
Q.どうしてプログラミングスクールをやっているの?
最後にこのような質問をいただきました。
菊本の思いをお話しました。
菊本:私自身、様々な企業、スタートアップに関わってきてエンジニア採用には苦労してきた。企業同士で少ないエンジニアのパイを取り合うことが多く、まずはエンジニアを増やさないといけないと考えている。私はエンジニア業界が好きで、テクノロジーで世の中を良くしていきたいと思っているので、ここから変えていきたい。辛いことがないわけではないが、頑張っていきたいと思っている。
対談終了後のBarブースには、RUNTEQの人材紹介に興味があるという企業の方々も来てくださいました。
少し刺激的な対談内容だったかとは思いますが、RUNTEQで学んだエンジニアたちはこれまでのスクール卒業生とは一味違うということ、そしてエンジニアが増えることで多くの企業が発展できるように真摯にプログラミングスクールを運営しているということがお伝えできたのではないでしょうか。
余談ですが、今回のイベントはお酒を片手に楽しめるものでした。
弊社が用意したウィスキーの顔ぶれに、多くのエンジニアたちが吸い寄せられるように来てくださってとても嬉しかったです。コロナ禍でなかなかオフラインでのイベント参加はできませんでしたが、久々のリアルイベント。
多くのCTO、エンジニアの方々と交流することで、スポンサーとして参加した私たちも楽しめました。
イベント企画、当日の運営をしてくださったCTO協会のみなさま、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!