こんにちは。
今回も前回に引き続き、スタートアップテクノロジー(以下、スタテク)のエンジニアたちの勉強方法を見ていきます。
前回の記事を見ていない方はぜひご覧ください。
(画像はhttps://runteq.jp/より引用)
RUNTEQを経てWebエンジニアになってから、勉強方法に変化はあったのでしょうか?
エンジニアA「あまり勉強という意識はないのですが…興味のある技術があれば公式のチュートリアルをやったり技術記事を読んだり、実際に手元で動かして触ったりしています。他にも輪読会や勉強会、合宿などのコミュニティにも参加していますね。もちろん仕事の中で必要なものもキャッチアップすることも意識しています」
エンジニアB「基本的にはRUNTEQ時代と変わらず、カリキュラムの課題が仕事に変わった感じですね。ただ、実装以外の部分を勉強することが増えたと感じます。先輩に聞いたり、書籍で学ぶことが多いですね」
エンジニアC「一番大きな違いは、公式ドキュメントを見る機会が増えたことです。公式ドキュメントを見なければ設計や実装はできないと考えています。
あとはX(Twitter)で技術関連のツイートが流れてくるのが多いので、
①X(Twitter)でワードに触れる
②公式ドキュメントやzennを見る
という流れでキャッチアップすることも多いです。
X(Twitter)で適当にワードを検索すると、タイムラインに技術関連のワードが増えるので、なるべくやるようにしていますね。
体系的に学びたいときは、書籍を読むこともあります」
エンジニアD「まだ新しい分野を勉強する機会はあまりないのですが、仕事に関連する内容をネットで調べることで知見を貯めて、実務でアウトプットするという流れが多いです。まだ自分がエンジニアになりたてで、知らないことが多いからかもしれません」
共通していたのは、RUNTEQ時代の勉強方法と基本の部分は変わりがないということでした。RUNTEQは未経験でも即戦力となることのできる人材を育成する、という方針で運営しているため、業務でも基本部分が変わらないというのはそれが体現できているからこそなのかもしれません。
ただ、実装以外の分野、たとえばビジネス的な面を勉強する必要があったりと、多角的な視点を持つことがエンジニアになってからの勉強に必要なのかもしれないですね。
続けて、勉強しているうえで気をつけている点を聞いてきました。
エンジニアA「業務外の時間は、自分が興味を持っているものに触れるようにしています。たとえ仕事で使う技術であっても、自分が興味を持つことのできるものに限っています。仕事の延長ではなく、趣味として楽しめるものに限るということですね」
エンジニアB「休日はなるべく書籍を読むようにしています。平日は目の前のタスクを達成することに注力してしまいがちなので、バランスを取っているイメージです」
エンジニアC「一つのトピックに対して複数の角度からキャッチアップするようにしています。例えば「おすすめのディレクトリ構成」や「おすすめの設計」という記事を読んだ際、その記事だけで完結せずにGitHubのリポジトリを探して生のコードやディレクトリ構成を見る…という感じです。
あとは平日の業務終了後や休日も仕事モードからなかなか切り替えができず、暇さえあればコードを書いたりX(Twitter)やzennを見てしまうので、別の趣味やゲームなどに没頭する時間を作ってオンオフの切り替えをしたいなと思っています」
エンジニアD「知りたいと思ったことを勉強するようにしています。実際にエンジニアになってから、自分の知っていることはほんの一部でしかないと感じることが多いです。
今勉強してホストウェアの領域に携わっていますが、実際どのようにソフトウェアを動かしているのか、ネットワークはどうなっているのかなど、全体像を知って、今自分が作っているところはこのあたりだと理解することで、学習のインプットが濃くなり、楽しくなるからです」
こちらも、全員に共通する回答が多く見受けられました。
キーワードとしては
・オンオフの切り替え
・複数の視点、多角的なキャッチアップ
の2点でしょうか。
オンオフの切り替えについては、以前の記事でも触れている通り、エンジニアはクリエイティブな職業なのでいろいろな部分に業務のヒントが転がっていることも多くあると思います。
そのため、完全に分けてしまうというのも良くはないのですが、常に仕事モードになっているのも疲弊してしまい、良いパフォーマンスが発揮できなくなるのではないでしょうか。自分の好きな技術に触れ、業務外のインプットを充実させることで、思わぬ知見を得られるのかもしれません。
複数の視点、多角的なキャッチアップは言わずもがな!という感じですが、一人で業務を行っていると見落としがちな点でもあると感じます。先輩からフィードバックを受けたり、様々な記事や書籍を読むことで広い視点を身に着け、業務に活かすということが大事なのかもしれません。
最後に、現役エンジニアがおすすめするあれこれを聞いてきました!サイトや書籍に限らず、最近気になる趣味まで色々な分野がおすすめされています。
エンジニアA「エンジニア転職チャンネルは参考にしていることが多いです。特に菊本さんの書籍紹介動画は初学者からエンジニアまでおすすめなのでぜひ見てほしいですね」
エンジニアB「私もエンジニア転職チャンネルはおすすめです。菊本さんがおすすめしている書籍は本当に参考になるのでぜひ読んでみてください」
書籍紹介の動画はこちらなどです→
【エンジニア転職】プログラミング学習を始める方向けオススメ書籍5選
【2023年】年間技術書ランキング勝手にベスト【エンジニア転職】
エンジニアC「私はWebフロントエンドを中心にキャッチアップしているので、zennのいいね数が多い記事は全部おもしろいです。
公式のドキュメントを見ることももちろん大事なのですが、前提知識が必要なことも多いので入口としてQiitaやzennというのはありだと思っています」
エンジニアD「知りたいことの概要を把握するために、YouTubeやUdemyなどの動画がおすすめです。自分も何か作業をしながら聞いたり、隙間時間でやっています。
後はラズベリーパイを先輩に勧められて購入したので、そちらで遊ぼうと考えています。サーバー関連の勉強になるので趣味と実益が兼ねられるかなと思っています」
エンジニア転職チャンネルがおすすめされていたのはさすがスタテク!という感じですね(笑)
ただスタテク社員という贔屓目を抜きにしても、現役のエンジニアが忖度なしにおすすめしている書籍というのはなかなか聞けないと思うので、ぜひ動画を見てみてください。
また、入口としてZennやQiitaなどの記事やYouTubeやUdemyなどの動画から入るのも様々なエンジニアがおすすめしていました。
最初から高いハードルに挑戦するのではなく、やりやすいところから挑戦していくというのも勉強方法の一つだと思います。
今回はここまで。
お話を聞かせていただいたエンジニアの皆さんありがとうございました。
これからエンジニアを目指す方も、現役エンジニアの皆さんも、参考になれば嬉しいです。