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INFOMATION

【クライアントインタビュー】株式会社Eco-Pork様

2019-12-19

スタートアップテクノロジーがプロダクト開発をお手伝しているクライアント様へ実施するインタビューです。

農家用・獣医向け養豚管理システム「Porker」の開発と提供をしている株式会社Eco-Porkの代表取締役 神林様とCTO西村様にお話を伺いました。

世界で初めて養豚の生産管理を可能にした『Porker』






-「Porker」というサービスについて教えてください。

神林:Porkerは一言で言うと養豚の経営管理システムです。
養豚管理システムっていうと、そんな大したものじゃないと感じるかと思うんですけど、実は世界的にすごい物なんですよ。
養豚業界は生産管理というものがそもそもなかったんです。
業務フローさえなかった。
例えば、グループ管理や種付けグループ、繁殖のグループなど、そうやってグループでどうやって飼っていくかって概念自体がなかった。

僕はもともと工場などのコンサルだったので、当たり前にまずそれがあるべきだと思って。

母豚が子豚を産むまでの間に、まずはお見合いがあって、種付け、妊娠、そして出産と過程がありますよね。
でもお見合いも失敗しちゃったり、実は発情していなかったり、妊娠中も流産するかもしれない。
こんなふうに分岐がたくさんあるんですよね。

その組み合わせってステータスだけで2〜30あるんです。

組み合わせると20の20乗とか、もう膨大すぎてよくわからないみたいなことになるわけです。
その全パターンを網羅して、養豚プロセスがきちんと整理されたことによって、このタイミングによってこれが起こらなかったらおかしい、異常だっていうことがわかるようになった。
それがPorkerですね。

世界で初めて養豚の生産プロセス、生産管理までできる状態にしたソフトウェアというのが一番の特徴かなと思っています。


初めての打ち合わせで出会った魔法使い?!


-スタートアップテクノロジーに開発を依頼した経緯を教えてください。

神林:たしか…同じスタートアップの社長仲間で大学の同期がいるんですけど、開発できるいい会社さんとかいい人いない?って聞いたんですよ。

西村:社外CTO的な感じでやってる会社があるって聞いたんですよね。

神林:そうそう。スタテクさんが良いって界隈で聞いたよって。
それでスタテクさんに「会っていただけませんか」って電話をしました。
実際お会いさせていただいた時に、こんなの作りたいんですけどって頭の中にあるものを語ったんですよ。
その語った瞬間に、「例えばこんな感じですか?」ってパッとイメージを見せられて。
これこれこれこれこれ!!!」って。
僕と西村含めて3人が行ったんですけど、簡単にいうと「魔法使いがいた!」って思った(笑)

あと、やっぱり自社開発をしたかったんですよ。

だから最初にお会いした時に、「3ヶ月で自分たちでできるようになりたいんですけど。」って、結構高めな玉を投げたんです。
そうしたら社長の菊本さんに、「ものすごく情熱とやる気があれば3ヶ月っていうのは保証はできませんけど、できるようになる可能性はありますね。」って言われて。
普通の人はそんなのできないって言うじゃないですか!
それを「できるように一緒にやっていきましょう。」って言ってくれて。

そこで信頼できるなと思って、お願いすることにしたんです。

世の中にないものを作り出すことができるのって、結局その人たちの情熱と、方向性を間違えないことかなと思うんですよね。
菊本さんと話して、方向性も間違っていないと思えたし、魔法も見せてもらった(笑)
それが始まりですね。

世界で初めてのものを0から作りあげた戦友みたい




-実際に依頼してみて、いかがですか?

神林:スタテクさんと僕らの関係ってすごいなって僕は勝手に思ってるんですけど(笑)
世の中に仕様書があるようなものを作ってるわけじゃないじゃないですか。
多分ここの関係が言われたことだけをやっていたら、Porkerは作れなかったと思うんです。
そういうないものを一緒に作り上げていただいたっていうことに感謝しています。

西村:基本的に週1回ミーティングで来ていただいて、こちらから要件を説明したり、実装の方針、どうゆうのがいいかなって相談して、実装を進めていただく感じです。
今は実装をほぼお任せしきっていて、こちらは出来上がったコードをレビューしています。
本当にもうよろしくお願いします!って。

そもそもは自分たちも技術力を身に付けたいというのがあって、初めの頃は半々くらいでスタテクさんに実装の手を借りつつも、自分たちもやってみて、レビューしてもらって、という形でやっていましたね。

今はフェーズが変わったというか、師匠としてついていただいたフェーズが最初だったとしたら、今は純粋に手を貸してもらいながら、その分こっちでは新しいものを始めるような環境になっています。
オペレーションも含めて、Gitの管理やデプロイ周り、あとAWSのサーバー周りとかいわゆるDevOpsも含めてやっていただいて
オペレーション含めて面倒みてもらえるとありがたいですよね。
社内で今は少しエンジニアが増えたんですけど、当初は僕しかいなかったので、例えばサーバー落ちたとかそうゆう不具合が起きた時、一人しかいなくて連絡つかなかったらアウトじゃないですか。
そういった時に緊急連絡とかまで受けていただいて。ご迷惑おかけしてますが、本当に助かっています。



- スタテクとの仕事で良いなと思う点はどんなところですか?

西村:そうですね、さっき言ったように緊急対応とかを「お願いします!」って言えるフレキシブルなところはやっぱりありがたいですよね。
もちろん会社対会社で契約してはしていますけど、感覚としては社内のメンバーみたいな感じですよ。
なんかこれよろしく!みたいな。

神林:発注先と発注元じゃなくて、勝手に仲間とか戦友な感じに思ってます。人間としての信頼関係がある。

西村:それと良い点といえば、もしエンジニアさん個人に業務委託として依頼していたら、やめたらそこで終わりじゃないですか。
そこでこれまでのナレッジが途切れちゃう。

でもスタテクさんという会社に対して開発をお願いしているので、エンジニアさんが入れ替わっても、引継ぎをしてくださるから途切れることなくナレッジが継続していくというのはありがたいです。

スタテクならビジネスをスピーディーに立ち上げることが可能



-では経営者目線、現場目線でどういった企業がスタテクへ依頼するべきだと思いますか?

西村:うちと同じようにやりたいビジネスはあるんだけど、エンジニアがいない、技術力を持っていない、そういった会社ですね。
アイデアだけあってもエンジニアがいなかったり技術力がないと、いつまでたってもビジネス立ち上げられないじゃないですか。
外注さんに任せるっていうのもそれはそれで一つの選択肢かもしれないんですけど、自分たちの技術力は身につかないし自由度もなかったりする。
スタテクさんの場合は、ちょっと試しにこれ入れてみようとかクイックに対応してもらえるので良いですよ。
スタテクさんにお願いするとビジネスをすごいスピーディーに立ち上げることができますよって思いますし、立ち上げたあとも先生になってくれてこちら側の技術も身に付けることができて、テクノロジー系のスタートアップの人には一番いいと思います。

神林:僕はみんな頼めばいいのになあって思ってるから(笑)
生産管理までできる世界で初めてのソフトウェアを作ってもらえた。本当に戦友ですよ。

-今後のPorkerのサービス展開について教えてください!

神林:養豚の自動化というのを僕らはやっていこうと思ってます。
簡単にいえば僕はPorkerを日本の養豚のデファクトスタンダードにするだけでなく、その次にアジアのデファクトスタンダートに、そして世界のデファクトにしたいって本気で思っています。

スタテクさんとICTの部分をやらせてもらってますけど、僕らとしてはIOTとの連動だとか、AIにも使っていく、養豚の機器などにつなげていくというのをやっていきたいなって。
そうなってくると開発項目とかもまたすごく増えてくると思うんですよ。そういったところでも僕ら魔法を持っていないので、スタテクさんにもお願いすることが増えると思います。
スタテクさんももしかしたらその魔法を今は持っていないことがあるかもしれないけど、この信頼関係なら乗り切っていけるんじゃないかなって思っています。

スタテクもPorkerを世界のデファクトスタンダードにすべく、力を尽くしていきます!
神林様、西村様、ありがとうございました!



【ビジネスのご依頼はこちら】
https://startup-technology.com/contact/

【取材協力】
株式会社Eco-Pork
農家の生産向上と養豚事業の継続性を高める
https://www.eco-pork.com/

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