株式会社スタートアップテクノロジー https://startup-technology.com 開発力を増やす Wed, 17 May 2023 05:59:26 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.4 スタテク社員とChatGPT~開発会社の使い方~ https://startup-technology.com/blog/sutateku_chafpt_1/ Wed, 17 May 2023 05:59:26 +0000 https://startup-technology.com/blog/sutateku_chafpt_1/ (画像引用元:https://openai.com/blog/chatgpt
こんにちは。
今話題のChatGPTですが、どう使っていいのかわからない…どういうAIなんだろうという方も多いのではないでしょうか。スタテクでもソフトウェア貸与制度の内の一つとしてChatGPT API有償版の使用が可能なので、スタテク社員のChatGPTとの向き合い方を聞いてきました。

―そもそもChatGPTって?

ChatGPTに聞いてみました。


ChatGPTは、OpenAIが開発した自然言語処理の人工知能モデルです。GPTとは「Generative Pre-trained Transformer」の略で、大量のテキストデータを学習して、人間のように文章を生成したり、自然言語に関するタスクを解決したりすることができます。ChatGPTは、そのうちの一つで、人工知能と対話することができるAIアシスタントとして設計されています。

ChatGPTは話し相手や相談相手としてはもちろん、アイデア出しや文章の要約などライター業のようなことも行うことが出来ます。質問や指示はプロンプトと呼ばれ、GitHubなどでも共有されているようです。
実際にスタテクで使っている使用方法を見ていきましょう。

①文章の要約

私自身、文章を簡潔にまとめたいなというときに要約をお願いしています。
試しに1月26日に行われた書籍イベントのためのブログ記事の要約をお願いしました。
(元記事:https://startup-technology.com/blog/kansoubun_hisajubook/

2000字程度の文章を10分の1強程度に納めることが可能です。
長く書いてしまって重複した表現が出てしまう方やダラダラと書いてしまった…という方など、簡潔な文章が苦手な方におすすめです。
1000字程度の文章で要約してください、など具体的に文字数を指定することで調節も可能です。

②コードを書いてもらう

開発会社ということもあり、こちらの使い方をしている方が一番多い印象でした。
試しに
「画像をポップアップさせて表示させるためのコードを書いてください。」
と指示を出してみました。

最初にHTMLとJavaScriptのどちらで表示させるかを聞かれますが、どちらも例示してくれました。そのままコードのコピーも行えます。

ただし、必ずしも正確なコードを書いてくれるというわけではないのでその点は注意が必要です。修正が必要にはなりますが、一からコードを書くという煩雑な点がクリアできるのでかなり活用しているエンジニアも多いです。

③文章の作成をお願いする

開発会社に限らず、取引先や社内などでアクシデントがありスケジュールの調整を行わなければならないなど、意図を正確に丁寧に伝えなければならない文章を作成しなければならない場面がどこの企業でも発生するかと思います。
そのような場面で文章を作成してもらっていますという社員もいました。

試しに
「締切まで2週間ですが、スケジュールを確認したところ3週間必要でした。現在の作業量として2週間では無理です。取引先に説明し、締切を3週間後に伸ばす交渉をする文章を作成してください。」
とお願いしてみました。

元々が英語圏のAIということもあり、Dearに相当する尊敬する取引先の皆様へと入っているなど修正が必要ですが、ある程度使用できる文章が作成されました。
今回はプロンプトが曖昧ということもあり曖昧な文章になっていますが、具体的に指定できればもっと実用に耐えうる文章が作成できます。

④Excelやグーグルスプレッドシートの数式を作成してもらう

例えば物品の貸出管理表を作成し、その際に一目で現在使用可能なのか表示させたい…といった感じに、Excelやグーグルスプレッドシートを用いて具体的に作成したいものがある場合は、数式の作成をお願いするのも一つの手です。

先程の例の場合は

と回答されました。
こちらもコードをコピーできるのでコピペのミスなどの心配がありません。

このように社内では様々な使用法がありました。
ただし使用にあたっては注意しないといけない点があります。

・出される回答が全て正しいとは限らない
ChatGPTはインターネット上の様々な情報を学習しています。そのため、大本の情報が正しくない場合は正しくない回答を出してしまいます。
回答を鵜呑みにせず、真贋を見極めることが必要です。

・コードや数式などは特に修正が必要
エンジニアによると回答をそのまま使用してしまうと動かないことも多々あるということでした。コードを書くという作業の負担は減りましたが。修正やレビューなどをきちんと行う作業やそのための知識は必要です。

他にも注意は必要ですが、無償で使用できるChatGPT3.5に比べ、現在有償版として提供されているChatGPT4は正確な答えが回答される比率が上がったりなど、日々進化を続けています。正しい知識を持って、AIに向き合っていかなければならない世界がすぐそこにあるのだなと感じました。
これからもスタテクは、エンジニアとしての知識を生かしてAIを使用してより良いプロダクト開発に取り組みます。

 

 

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紹介!スタテク社員のおすすめ書籍 vol.2 https://startup-technology.com/blog/sutateku_book2/ Fri, 28 Apr 2023 04:47:09 +0000 https://startup-technology.com/blog/sutateku_book2/ こんにちは。先日はVol.1を読んでいただきありがとうございました。現在開発会社に勤務している社員のおすすめしている書籍ということで反響が大きく、好評をいただきました。今後もシリーズ化して発信していきたいと考えているので、楽しみにしていてください。

前回(https://startup-technology.com/blog/sutateku_book1/)はエンジニア・マーケット関係とお仕事への意識改革系の書籍を紹介しました。今回はデザイン系とマネジメント系を紹介していきます。

―デザイン系

①UXデザインの法則―最高のプロダクトとサービスを支える心理学

(著:Jon Yablonski、出版:オライリージャパン)

<コメント>
心理学とデザインの関わりがおもしろく、デザインの裏付けを行動心理学を元に理解し説明することができる点

心理学の観点からデザインを科学的に解説した書籍です。デザインそのものではなく、デザインによって引き起こされる行動の裏付けを理解し、デザインに役立てるというコンセプトで書かれていて、それぞれの章ごとに「ポイント、概要、期限、事例、起源」にまとめて紹介されています。デザイナーじゃない方にもおすすめの一冊とのことです。
より良いプロダクト開発のため、使いやすくアクセスしやすいプロダクトデザインに有用な知識です。

②センスがないと思っている人のための 読むデザイン

(著:鎌田隆史、出版:株式会社旬報社)

<コメント>
そもそも「デザインにおけるセンス」というふわっとしたものが言語化されていて参考になったのと同時に、デザインというものを難しく捉えがちだなと気付かされました。センスの有無に関わらずデザイン初心者には読んでほしい一冊でした。

人気のメルマガをもとに執筆された書籍とのことで、フォントの使い方から配色の考え方、レイアウトの勉強などの基礎的な部分から、身近でのデザインの勉強まで様々なことを教えてくれる書籍とのことです。日頃センスがないな~と感じている私にとってはすごく読んでみたいなと思った書籍でした。
RUNTEQでおなじみのらんてくんなど、デザイン部ではキャラクターを含めた様々なデザインが生み出されていますが、その一つ一つがこのような知識のもとに生まれています。

③鬼フィードバック デザインのチカラは、”ダメ出し”で育つ

(著:前田高志、出版:エムディエヌコーポレーション)

<コメント>
デザインのフィードバックはどこまでするかは会社やデザイナー、状況によって異なりますが、この本は一つの基準として役立ちました

「デザイン千本ノック」とも呼ばれる前田デザイン室のデザインフィードバックのやり取りを書籍化した本です。プレイヤーとしてデザイン力を鍛えたいデザイナーの方はもちろん、フィードバックの方法論を学びたいディレクターの方にもおすすめの一冊とのことでした。
スタテクのデザイン部内では様々なコミュニケーションが交わされ、その結果プロダクトが生み出されていますが、その中にはこのメソッドに沿った多くのフィードバックがあったのかもしれませんね。

続いて、マネジメント系の書籍をご紹介します。
スタテクでは出社とリモートワークのハイブリッド勤務を推奨しているため、オフラインとオンラインそれぞれでコミュニケーションを取る必要があります。どうやって円滑にコミュニケーションをとるのか、チーム内で情報の共有ができるのか、そういった悩み解決のヒントになった書籍です。

―マネジメント系

①急成長を導くマネージャーの型  ~地位・権力が通用しない時代の“イーブン”なマネジメント

(著:長村禎庸、出版:技術評論社)

<コメント>
マネジメントの実践的な型を知ることができた。また事業部内の組織開発にも役に立ちました。

ベンチャーやスタートアップなどの急成長するタイプの企業のマネージャーにおすすめしたい書籍とのことです。スタテクでもある話ですが、成長フェーズの会社は人員の増加が激しく、目標や役割が急に変わってしまうこともあります。そういうときにチームメンバーをマネジメントし会社の成長したい方向に導くことができるとのことでした。
組織やマネージャーがきちんと動いていることで、全力でプロダクトの開発やスクールの運営ができる環境が整っているんですね。

②シリコンバレー式 最強の育て方 ―人材マネジメントの新しい常識 1on1ミーティング―

(著:世古詞一、出版:かんき出版)

<コメント>
まだ成長中の組織の中で個人成長が求められる中1on1がとても大事だと思うのですが、社内にまだ1on1の型がないのでとても参考になりました。

シリコンバレー式のマネジメント手法を紹介する本書籍。1on1ミーティングのメソッドを紹介しています。コロナ禍でリモートワークが増え、オンラインでのやり取りが増えてきていたことによりチームメンバーの目標管理や仕事に対しての話を行うという場面が減ってしまった会社も多いのではないでしょうか。新たに始めた1on1をどう行えばいいのか不安な方にピッタリの一冊だと思います。
スタテクでもマネージャーとチームメンバーの話し合いの場として1on1を導入しましたが、とても参考になったとのことでした!

③PMBOK対応 童話でわかるプロジェクトマネジメント

(著:飯田剛弘、出版:秀和システム)
<コメント>
チームメンバーにPM力を高めてもらう際に、初手の本としてわかりやすく説明がなされている。

ウサギとカメなどの童話を通してプロジェクトマネジメントの用語や考え方を学べる書籍です。童話の流れを知っていれば用語の使い方などを楽しく学ぶことができる一冊とのことでした。
開発会社として、スクールの運営会社として様々なプロジェクトが社内で動くスタテクですが、最初の一歩は全員にとって大変なものです。外部の方に提供するプロダクトづくりを行う会社として、スムーズな進行を学ぶために大事な書籍なのではないでしょうか。

④リーダーの仮面

(著:安藤広大、出版:ダイヤモンド社)

<コメント>
自分の仕事のやり方ついて改めて考えることができる、普段テンションが高い人や勢いで仕事をする人におすすめ(自分だけど)。

2021~2022年に最も売れたリーダーシップ書と宣伝されているこの書籍、書店で目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。識学のメソッドをもとに、マネージャーに必要な要素がまとまっている本とのことでした。
年齢ではない評価軸も含め、マネージャーとして昇進することも多いスタテクは初めて管理職になったという若いマネージャーも多くいます。リーダーとして必要な素質や仕事のやり方を改めてこのような書籍を通して整理することができるのかもしれませんね。

⑤エンジニアリングマネージャーのしごと ―チームが必要とするマネージャーになる方法

(著:James Stanier、出版:オライリージャパン)

<コメント>
EMのしごとが何もわからない状態で全体像をつかむのにちょうどよいです。

エンジニアリングマネージャー…?マネージャーとは違う…?と私はなってしまいがちなのですが、それを解消してくれる一冊です。マネジメントの様々な段階に沿って実践的なアドバイスが紹介され、日々の業務からその後のキャリアプランまで網羅できる書籍となっています。
エンジニアリングのマネジメントができる人員というのは少なく、人員の確保が非常に難しい状況です。なりたいと考えている方、なった方ははじめの一歩に読んでみるのもいいかもしれません。

⑥ヤフーの1on1―部下を成長させるコミュニケーションの技法

(著:本間浩輔、出版:ダイヤモンド社)

<コメント>
1on1の目的ややり方はもちろん、人に教えるときの目線や伝え方などピープルマネジメントにおける基礎的な知識を学べました。

1on1の先駆けとも言えるヤフー出身の著者が執筆したこの書籍、かなり話題になったことを覚えています、個別具体的な方法が記載されており、マネージャーとして1on1を実施することになったという方は読んだという方も多いのではないでしょうか。
1on1だけではなく、人に教えるときの目線や伝え方などの対人のコミュニケーションという技術と考えると、マネジメントを行う人にとって重要な書籍なのかもしれませんね。スタテクはリモートワークも多いので。コミュニケーションというものを今一度考える機会になったのかもしれません。

そして最後に…

「エンジニア×スタートアップ」こそ、最高のキャリアである

(著:菊本久寿、出版:クロスメディア・パブリッシング)

<コメント>
言わずもがなです

以前のブログでも紹介(https://startup-technology.com/blog/kansoubun_hisajubook/)させていただきましたが、スタテク代表の菊本さんの書籍がおすすめされていました!エンジニアになりたい方、エンジニアの方はぜひ読んでみてくださいね。もちろん非エンジニアにとってもエンジニアの考えを知ることのできる一冊だと思います。

今回はデザイン系とマネジメント系のおすすめ書籍を紹介いたしました!2回にわたって紹介してきたおすすめ書籍紹介企画はいかがだったでしょうか?このブログ記事を通して、スタテクの業務内容やコミュニケーション方法などを知っていただけれていたら嬉しいです。
今後も定期的に発信していくので楽しみにしていてくださいね。

 

※書影に使用させていただいた画像については、版元ドットコム様(https://www.hanmoto.com/)より利用規約に従ってダウンロードおよび使用を行っております。

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紹介!スタテク社員のおすすめ書籍 vol.1 https://startup-technology.com/blog/sutateku_book1/ Tue, 18 Apr 2023 06:25:33 +0000 https://startup-technology.com/blog/sutateku_book1/ こんにちは。実はスタテクには福利厚生の一環として毎月5,000円まで業務に必要な本の購入を補助する制度があります。私自身も数度利用したことがあり、広報・PRのための知識取得に役立てています。

今回はその制度を利用して社員が実際に購入し、業務に使用している書籍を紹介していきます。今回の記事を通して、スタテクの業務を知っていただける機会になればと思います。

―エンジニア・マーケティングお役立ち系

エンジニアやマーケティングの仕事は日々情報が更新されていき、どれだけキャッチアップして仕事に活かしていくかが大事です。エンジニアやマーケターの皆さんからは普段の業務に活用できる書籍が多く推薦されました。

①「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス分析・改善のすべてがわかる本 改訂版

(著:小川 卓、出版:ソーテック社)

<コメント>
GA4とGTMの両方に対応できる書籍です。

2020年に発行された書籍ですが、Amazonでも☆3.9と高レビューを獲得しています。Googleアナリティクスを使用する方におすすめの一冊です。スタテクではGoogleアナリティクスも使用してRUNTEQのマーケティング業務を行っており、どのようなことがRUNTEQに求められているのかを正確に把握し、皆さんにお届けしています。

②集中演習 SQL入門 Google BigQueryではじめるビジネスデータ分析 できるDigital

(著:本田 和廣、出版:インプレス)

<コメント>
BigQueryのキャッチアップに役立ちました。

2021年に発行された書籍で、SQLについてプログラミングが未経験でも取り組める入門書とのことです。Amazonでも☆4と高評価を獲得していました。Excel等でデータ分析を行っていて限界を感じ始めている方、SQLへの入り口としてこちらの本がおすすめです。こちらもRUNTEQのマーケティング業務にて使用しているものです。こちらも同様にアクセスログなどを解析し正確に把握することで、皆さんに必要な知識やデータをきちんとお届けするのに使用しています。

③AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト問題集

(著:平山 毅他16名、出版:リックテレコム)

<コメント>
AWSのふわふわと理解していた箇所を資格の勉強をしながらクリアにしながら勉強ができました。

スタテクでも業務に使用しているAWSですが、わかりやすいがゆえにきっちりとした理解が出来ていないという方もじつはいらっしゃるのではないでしょうか。試験を通して学び直し、基礎の解説から知識の定着まできっちりと収まった一冊です。スタテクではAWSを使用しプロダクトの開発を行っているため、理解を深めてより良いプロダクト開発を行っています

④SQL実践入門──高速でわかりやすいクエリの書き方 (WEB+DB PRESS plus)

(著:ミック、出版:技術評論社)

<コメント>
クエリの実行計画など今まで意識していなかった箇所の知識が増えてDBに対する理解が今までより深まりました。

こちらもSQLに関する技術書の紹介です。SQLをとりあえず使うということではなく、理解してわかりやすく作業のしやすいSQLの書き方を体系的に理解できる一冊とのことでした。データが内部でどのように処理されているのかを理解することで、表面的ではなく応用を利かせることのできる技術に繋がるんですね。

⑤css設計完全ガイド ~詳細解説+実践的モジュール集

(著:半田 惇志、出版:技術評論社)

<コメント>
cssのコーディングをする人は必ず読んでほしい、cssコーディングはカオスになりやすいため、設計の基礎が身につきます。

コメントにも必ず読んでほしいと書かれていたこの一冊。なんとAmazonでも☆4.5の高レビューでした。駆け出しのWebエンジニアやフロントエンジニアの方など、CSS設計についてあらゆることが網羅されている一冊です。デザイン部の方からのおすすめなのですが、デザイン部内でCSSコーディングを行うことができるのもスタテクの強みの一つでもあります。

⑥[試して理解]Linuxのしくみ ―実験と図解で学ぶOS、仮想マシン、コンテナの基礎知識

(著:竹内 覚、出版:技術評論社)

<コメント>
コンテナ環境を多用する今のLinuxの使い方がわかりやすく書かれています。

エンジニアとしてLinuxに関する知識は必須とも言える知識とのことですが、しくみや動作を具体的に理解できている方は少ないのではないでしょうか。こちらの技術書は、ばらばらになっていたLinuxの知識を、グラフや図解を用いて体系立てて理解できる一冊とのことです。Amazonでも☆4.5の高レビューを獲得しており、必携の一冊といえるのではないでしょうか。必須知識とは言え、改めてしっかりと理解をした上で日々の開発を行っています

⑦独習PHP 第4版

(著:山田 祥寛、出版:翔泳社)

<コメント>
新カリキュラム作成時にお世話になりました。

Webエンジニアの必須知識ともいえるPHPを基礎から丁寧に解説した一冊です。解説から例題、理解度チェックを兼ねた練習問題というステップを踏むことで、基礎・基本テクニックをきちんと取得できるように作られています。カリキュラム作成にも使用したということなので、RUNTEQ受講生の方へのヒントになるのでは!?と思ってしまいました。教える側としても基礎からステップを改めて踏むというのも、受講生のためになるということでしょうか。

 

続けて、仕事への意識改革や、やり方を模索している方におすすめの書籍を紹介します。

 

―仕事への向き合い方・やり方系
どうやったら仕事がうまくできるのか、仕事に必要な考え方とは…社会人何年目になっても悩む事柄ではないでしょうか。新年度を迎えた今、改めて仕事への向き合い方を見つめ直すことのできる書籍を紹介していきます。

 

①最高の集い方――記憶に残る体験をデザインする

(著:プリヤ・パーカー、出版:プレジデント社)

<コメント>
仕事でイベントを企画することが多い時期に、どうやったら参加者の満足度が高いイベントが作れるか悩んでいました。本書ではイベントを主催するにあたり大事にしないといけない要素についてたくさんの事例を交えて教えてくれるので、とても分かりやすく落とし込んで実践することができました。

RUNTEQをはじめ、スタテクは社内外でさまざまなイベントが開かれている会社です。どうやったら印象的で楽しいと思ってもらえるイベントが開けるのか、その考え方が詰まっている一冊で、Amazonでは☆4.5、フィナンシャル・タイムズの選ぶ「2018ベスト・ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー」に選ばれています。こちらのノウハウはRUNTEQの受講生のみなさんが参加するイベントにも役立てられています。私もイベントを企画したいと考えているので、ぜひ読んでみたい一冊だなと思いました。

②がんばらない戦略 99%のムダな努力を捨てて、大切な1%に集中する方法

(著:川下 和彦・たむら ようこ、出版:アスコム)

<コメント>
今までの経験では努力の量が成果になることが多かったので、Web系に飛び込んで、いかに効率よく仕事をするかという概念がずっと頭では理解できていても実践ができていませんでした。本書は分かりやすく上記の内容について教えてくれる内容で、Web系初心者におすすめの1冊かなと思います。

スタテクはもちろん仕事の過程もきちんと見ていますが、やはり結果が一番重視される側面が大きい評価システムです。その中で、ただ「頑張る」というだけではなく、どこに力を入れるべきかポイントがまとめられている一冊とのことでした。物語調で読みやすく、評価も高い一冊です。RUNTEQで今学ばれているような、Web系の開発者を目指している方などは意識の仕方など参考になるかもしれません。

③情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

(著:チャド・ファウラー、出版:オーム社)

<コメント>
周囲と比べて迷ったり戸惑っていた際に、この本を読んで事業にコミットすることに向き直れました。

知ってる!という方も多いのではないでしょうか。お金を稼ぐ手段としてではなく、プログラマーとしてキャリア開発をどう行っていくかというのが書かれている一冊です。開発者として持っているビジネスの視点を、業務での開発だけではなく自分のキャリアへの開発に活かすというのは、これからのキャリアを築く視点でも大事な視点だと感じました。プログラマー・エンジニアを目指す方はぜひ読んでみてくださいね。

④Google流資料作成術

(著:コール・ヌッスバウマー・ナフリック、出版:日本実業出版社)

<コメント>
プレゼン資料の制作用に買いましたが、データビジュアライズの参考にもなりました。グラフを使ったり資料を作る時などに、とりあえずパラパラ開いてベストな形を探すときに重宝します。

超実用的!な一冊です。このデータや資料をもとに何を伝えたいのかというのは分からなくなりがちですが、そんな資料が「伝わる資料」に変わる一冊とのことでした。デザイン部の方からのおすすめの書籍でしたが、デザイナーの方も読んでいるとなると説得力が増しますね。デザイン部で行っているプロダクトの開発に「伝わる資料」というのが生かされ、使いやすいプロダクトになっているのではないでしょうか。個人的にはGoogle流というタイトルの効果で読みたさが倍増してしまいました。

 

 

今回の記事で紹介する書籍は以上となります!
今回は、開発会社としてエンジニア関連やマーケティング技術書の紹介と、新年度の始まる4月ということでお仕事への意識改革系の書籍それぞれにフォーカスして記事を作成しました。
気になっている書籍があればぜひ書店などで手に取ってみてくださいね。

次回はマネージメントやデザイン系の本を紹介する予定です。

※書影に使用させていただいた画像については、版元ドットコム様(https://www.hanmoto.com/)より利用規約に従ってダウンロードおよび使用を行っております。

 

 

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Relic×スタテク オンラインイベントレポ https://startup-technology.com/blog/relicxsutateku_report1/ Thu, 06 Apr 2023 05:19:44 +0000 https://startup-technology.com/blog/relicxsutateku_report1/ こんにちは。今日は3月23日にオンラインにて開催された、Relicさん主催のイベント参加レポをお送りします。

「エンジニア、ディレクターとともに仕事を進めるためのデザイナーコミュニケーション的ライフハック」と題された今回のイベントですが、スタテクのパートナー企業であるRelicさんが定期的に開催している勉強会の一つとして行われたものです。
今回はデザイナーによるLTとのことで、スタテクからはデザイン部の齋藤さんと内田さんが登壇しました。

イベントはまずそれぞれの会社説明から始まりました。簡単ではありますがスタテクはどんな会社かを説明し、採用の情報なども案内しました。続けてRelicさんの説明が入り、いよいよ本番です。

 

 

最初はRelicさんのデザイナーである木村さんによる「『気を使う』を分解してみよう〜デザイナーの生存戦略2.0〜」からです。すごくおしゃれなスライドだな…と思っていたのですが、最初の出だしが「私はネクラです。人と関わることが得意ではありません」という一文から始まり、最初の印象とは違ったこの展開に思わず引き込まれてしまいました。

デザイナーというのはコミュニケーションが必要不可欠ということで、共通認識を持ち方向性がブレないための大切な手段ということです。その話を前提に、石川俊祐氏の著書である「Hello,DESIGN 日本人とデザイン」という本に基づき、デザイナーとしてコミュニケーションをどう取るべきか、大切にしている観点というお話でした。

特に印象に残ったのは「デザイナーは困っている人を助ける仕事、喜んでくれたら嬉しいよね」という言葉です。かつての上司の方が言っていたということでしたが、これはデザイナーの方だけではなく、私のような広報の担当や他の業務に従事されている人にも大事な視点だと思います。自分の仕事を通して他人を助けるという感性を大事にしていきたいなと思いました。

https://speakerdeck.com/kimura_kanako/qi-woshi-u-wofen-jie-sitemiyou-dezainanosheng-cun-zhan-lue-2-dot-0

 

 

 

二人目はスタテクの内田さんによる「運用しやすいキャラクターデザインデータのつくりかた〜プログラミングスクールRUNTEQ『らんてくん』のケース」です。最初にRUNTEQの紹介から始め、らんてくんのビジュアルリニューアルとSNS関連でのキャラクターの展開という内容でお話がありました。らんてくんが紹介されたとき「かわいい!」というチャットがあり、スタテクの一員として少しニコニコとしてしまう一幕もありました。

ビジュアルリニューアルのお話は、マスコットキャラクターの作り方としてかなり参考になるものでした。デザイナーやイラストレーターなどの描いた人による違いをなくし、キャラクターの表情の可動域を決めてパーツを個々に分けることにより「誰が描いてもらんてくんいなること」て属人化を防止することができるということで、この後のSNSでの展開に関係する「動かしやすさ」に繋がるのだと感じました。

続けて、SNSでのらんてくんの使い方に移ります。SNSでらんてくんを展開するメリットはやはり「親しみやすさ」だと思うのですが、その親しみやすさのために「作りやすく」かつ「運用しやすい」キャラクターづくりが欠かせないのだと感じました。
キャラクターのパーツと同様に性格や口調などある程度の方向性を決めた上で、自由な幅を持たせることによって、親しみやすく活躍できるらんてくんが生み出されているんですね。

https://speakerdeck.com/uchi2000/yun-yong-siyasui-kiyarakutadezaindetanotukurikata-puroguramingusukuru-rantekun-nokesu-418af950-3f3c-4277-9f0d-e8444dde4bb1

 

 

 

3人目はRelicのデザイナー、平林さんによる「新規事業開発でのクイックな仮説検証のためにやってきた4つのこと」です。
様々なリソースが限られている中で最大限に効率化する必要があります。そのために仮説検証というものが必要になってくるというのが前提にある話でした。検証で明らかにしたいことを整理し、仮説の精度・再現度を上げ、仮説検証をするときの優先度を決定するというのはデザイナーではない職業においても大切にしたい考え方ですね。

デザイナー特有のものとしてはやはり「デザイナー目線」と「ユーザーの視点」という2つの視点を持たなければならないことと、仮説で出た文章をデザインというものに落とし込むというところなのでしょうか。お話を聞いていてとても大変そうだなと感じました。

論理的な説明の後、具体的なケースを交えた体験談に移ります。リファラルマーケティングサービスとファンマーケティングサービスという2つのサービスを例として紹介し、デモにおけるサービスとしての問題点、その解決のための仮説と検証、どうやって解決を行ったのかという構成でわかりやすく説明を行っていました。デザイナーというのは研究職みたいなのだな…とかなり驚いてしまったとてもわかりやすいLTでした。

https://speakerdeck.com/r_eleve/suraitohe-tong-mian-qiang-hui-31-mar-2023-132210

 

 

 

そしていよいよ大トリ、スタテクの斎藤さんによる「Figmaを起点としたデザインコミュニケーション」です。スタテクの紹介から始まったLTですが、クライアントさんの属性を紹介されていてかなり重要なファクターなのだと感じました。今までになかったサービスを作るということはクライアントさんとはもちろん、社内でも綿密なコミュニケーションが必要だと感じます。

今回は、①情報を整理して可視化する、②情報の持ち手が多めに伝える、③デザインとの距離を縮めるという3つをポイントとして紹介されていました。プロダクトを作るときに必要なコミュニケーションの流れとしてはもちろん、単体としても活躍しそうなポイントです。
情報を集約して「ここに行けば情報がある」という場を作ることの大切さ、その情報の集約のために自分の中で持っているイメージを図やデザインとして可視化することの大切さなど、デザイナーとして当たり前ではあるけどなかなか出来ないことなのではないでしょうか。

個人的にすごいなと思ったのは、プロダクトを作る上で様々な方が関わると思うのですが、ユーザーも含めたその人達の知識や用語を共有し統一化を図るということです。確かに前提知識がなかったり、表記ゆれがある言葉があると誤解が生まれてしまいやすい環境になりますね。

Figmaの様々な使い方も主題の一つとなっていて、デザインを一緒に見ながらカジュアルな打ち合わせができることはもちろん、エンジニアのスキルマップ作成やカタンというゲームを使って一緒に遊ぶことで仲良くなれるというメリットもあります。
カタンについては齋藤さんがNoteを執筆しているので見てみてください!
Figmaに慣れるならカタンしか勝たん件について|saitokensuke|note

https://speakerdeck.com/saitokensuke/figmawoqi-dian-tositadezainkomiyunikesiyon

 

 

今回の勉強会を通して思ったのは、デザイナーの方たちが皆様々な方法で「わかりやすく伝える」という努力をしてくださっているということです。デザイナーは専門職であり、デザイナーじゃないとわからない感覚や言語で仕事をしたほうがわかりやすいという場面は多々あると思います。それでも私達にわかりやすく伝えて、良いプロダクトを作るために目線を合わせてコミュニケーションをとる努力を重ねているのだということが分かる内容でした。
私達も可能な限り勉強をして、なるべく同じ目線で話せるようになりたいなと思いました。

Relicさんは定期的にこのようなイベントを開催しています。興味のある方はぜひ参加してみてください!
株式会社Relic – connpass
スタテクでもぜひこのようなイベントを行いたいな、と思うことのできる、とても勉強になるイベントでした!

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【メディア掲載】ミライのお仕事さまにスタテクをご紹介いただきました! https://startup-technology.com/blog/media_mirainooshigoto/ Thu, 23 Mar 2023 02:18:04 +0000 https://startup-technology.com/blog/media_mirainooshigoto/ メディア掲載のお知らせです。
ミライのお仕事さまにスタテクの働き方をご紹介いただきました!

フルリモート、フルフレックスなど魅力的なワードの並ぶ弊社の働き方ですが、実際のところはどうなのか…?働いている社員の目線からお話ししました。
若手社員の活躍はもちろん、子育て世代の社員としてもスタテクの魅力を余すところなくお伝えしています。

リモートでのコミュニケーション方法などもご紹介しており、コミュニケーションに並ぶ企業の皆様にとってもヒントとなるのではないでしょうか?
ぜひご覧ください。

https://jobseek.ne.jp/corporate-data/startup-technology

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スタテクレポート vol.1(2022年8月~2023年1月) https://startup-technology.com/blog/statecreport_vol1/ Mon, 20 Mar 2023 07:06:05 +0000 https://startup-technology.com/blog/statecreport_vol1/ こんにちは。
今回のブログはいつもの記事とは少し変わった内容です。名付けて「スタテクレポート」!
半年間ごとにスタテクの動きや活動内容をまとめてお送りします。これから定期的に発信していこうと思うので楽しみにしていてください。

2022年8月

2022年8月のスタテクは情報発信に向けて準備を進めていた1ヶ月でした。私自身も広報としてスタテクにジョインして間もなく、スタテクとしての情報発信の方法について色々と模索していた時期だったと思います。スタテクとしての発信のあり方や、方法、頻度などを考え決定していく時期でした。

 

2022年9月

2022年9月のスタテクは同年10月より始まる8周年に向け、ラストスパート!エンジニアの採用をはじめ、7周年の最後を良いものにしようと皆が邁進していた月でした。外部への活動としてJAWS DAYS2022のロゴサポーターとしての協賛も決まり、色々なものが動き始めた月だったと記憶しています。広報的な活動としてブログ記事の掲載がこの月から増加しました!

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2022年の10月、スタテクはいよいよ8周年を迎えました!2021年後半から2022年前半の1年は、新たなサービスの開始に加え資金調達も行い、また新たな仲間も加わった転機を迎えた1年だったと思います。
10月の活動としては、周年記念パーティーをはじめ資金調達と東京都オープンデータハッカソンのプレスリリースなどがあり、外部からの注目度がかなり高まった1ヶ月だったのではないでしょうか。

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都知事杯オープンデータ・ハッカソンFinal StageにRUNTEQチームが進出しました

2022年12月

いよいよ年末の2022年12月、この月はスタテクにとって大忙しの1年となりました。一番大きなニュースとしては菊本さんの書籍「エンジニア×スタートアップ」こそ、最高のキャリアであるが発売になったことではないでしょうか?そちらのリリースをはじめ、イベントも多く行われた大忙しの1ヶ月でした。

プレスリリース

Amazon書籍ランキング1位獲得!株式会社スタートアップテクノロジー代表・菊本の著書「エンジニア×スタートアップ」こそ、最高のキャリアである が本日発売

 

ブログ記事

パパ育休体験談!新米パパの子育て3ヶ月

本日発売!「エンジニア×スタートアップ」こそ、最高のキャリアである 著者インタビュー

TSUTAYA柏駅前店で菊本の著書「「エンジニア×スタートアップ」こそ、最高のキャリアである」が紹介されています

【イベントレポ】日本CTO協会主催 #ThanksGivingDay2022で代表の菊本が登壇しました

2023年1月

あけましておめでとう!な、2023年1月。スタテクにとっては12月発売の書籍のイベントや新たなCTの募集など、12月に引き続き大忙しな1ヶ月でした。Media-JAWSがRUNTEQ教室で初めて行われたり、『エンジニア×スタートアップこそ、最高のキャリアである』刊行記念トークイベントがあったりと対外的な広報活動も多い1ヶ月だったと思います。
また、RUNTEQ-magiaのプレスリリースもあり、開発会社として技術をアピールできた1ヶ月でもありました。

プレスリリース

Webエンジニア養成プログラミングスクールRUNTEQ(ランテック)を運営する株式会社スタートアップテクノロジーがホスティングサービス「RUNTEQ-magia」を受講生向けに無償提供開始

ブログ記事

エンジニア人生の最初の仲間づくり、受講生が自発的に関わっていくコミュニティ・体験を作っていく〜CT(キャリアトレーナー)座談会

「エンジニア×スタートアップ」こそ、最高のキャリアである のご紹介

Media-JAWSにいってきました!

 

駆け足でしたがスタテクの半年をご紹介しました。いかがだったでしょうか?ご紹介したプレスリリースや記事などでまだチェックしてないなというものがあればぜひチェックしてみてくださいね。
この半年は新たなサービスの開始や対外的な活動の増加などスタテクにとって挑戦の多い期間だったと思います。これからも、スタテクが飛躍するための新たな挑戦を数多くしていきたいと考えておりますので、応援よろしくお願いいたします!

 

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バトランvol.3観戦レポ―後半戦!― https://startup-technology.com/blog/battle_of_runteq3_2%e2%80%95/ Wed, 01 Mar 2023 05:59:05 +0000 https://startup-technology.com/blog/battle_of_runteq3_2%e2%80%95/ こんにちは。

今回は前半に続いて、2/11に行われたバトランのイベントレポ後半戦をご紹介します。残りの3作品もとても魅力的な作品なのでぜひご覧ください。

前半がまだの方はこちら(バトランvol.3観戦レポ―前半戦!― | 株式会社スタートアップテクノロジー (startup-technology.com))からどうぞ!

 

4人目のファイナリストは志田有希さんの「夢絵日記」です。ご主人が応援してくれたというお話や、音楽関係の仕事をされているご主人のライブに行っているときにファイナリストに決まってライブそっちのけで携帯を見ていたというエピソードに微笑ましくなってしまいました。

最初の印象はスライドがおしゃれ!だけど、よく見ると夢の中のようなカオス…という感じでした。キーワードを選んで夢からできた絵をAIで作成し、その絵を投稿して反応をもらったり送ったりといった機能に特化したSNSという印象のWebアプリです。スライドと一緒で夢の中のカオス感が絵でちゃんと表現されているのが楽しいと感じられますね。他にも日記といえば縦書きだろうと、伸ばし棒を縦にできたりと細かいところまできちんと作られていました。

審査員の皆さんからはデザインについての質問がありました。前職の関係できちんと他の方に依頼されて素材を提供してもらったということで、分担して作業するメリットが感じられますね。一見アイデア勝負とおもいきや、TypeScriptで書いたReactを使用していたりと技術についても高評価なようでした。私もよく夢を見るので活用できるかもしれません…!

 

5人目のファイナリストは稲井友亮さんの「TechFinder」です。インタビューから伝わってきたのは情報収集力と負けず嫌いという2つの側面の強さでした。個人的にエンジニアにとってどちらも大事な資質だと思います。自分がやってきたからこその自信や強さ、バトランに対して熱い想いを持っていることが伝わってきて、スタテクの一員として嬉しくなってしまいました。

アプリは「個人開発に特化した技術記事を集めたデータベースサービス」ということで、エンジニアの方には非常にほしいサービスではないかという印象を持ちました。スタテクで毎週木曜に開催されているTechMeetupを聞いていても、解決法を個人のブログで見つける話などをよく聞くので、このようにすぐに探せるサービスがあれば仕事が進みそうです。

審査員の方からは現場のエンジニアと話しているようで、使ってみてもとても良いとかなり好評でした。他にも技術記事などを集めたサービスはあるようですが、使いやすい点と個人の技術記事を集めているサービスというのは優位点だということです。ただ個人開発に限定するのではなく、もっと抽象的に記事を集めたほうがユーザーにとって使いやすいのではないかというお話もあり、今後もっと使いやすくなるかもしれませんね。

 

6人目のファイナリストは戸塚翔子さんの「CLARUS」です。RUNTEQに入学する際1,000時間のカリキュラムがやりきれるか不安だったということですが、コミュニティの存在と、エラーに対して「ゲームのように捉えてできた」というのが継続できた秘訣だということでした。わからないというところを共有できる仲間を持って、楽しんで学習できるというのがRUNTEQの強みかなと思いますし、こうやって受講生の方から言ってもらえるのは嬉しいですね。

新月に願い事を宣言し、満月に振り返るというおまじないのようなアプリということですが、新月と満月にはそれぞれ星座があり、同じ星座の新月から満月までは約半年間のスパンがあるそうです。星座にはそれぞれ芸術などの意味もあるそうで、それぞれの星座をきっかけにこれを始めよう!という宣言ができるのかなと思いました。LINE連携をすることで半年後に通知が届いたり、他の人の願いを応援したりと願い事をきっかけに成長できる機会を得られるサービスで、優しいアプリだなと感じられました。

審査員の方からも、月にも星座があることやそのスパンについては知らなかったので勉強になったという話がありました。他にも新月と満月の計算式などの話や、サービスのメリットなどについての質問がありましたが、忘れがちな願い事や目標を確認のゴールを決めた上で、手元でいつでも確認できるというのは大きなメリットかもしれません。日々の成長を実感しにくくても、半年ごとに少しずつ成長できているという実感が持てる嬉しいサービスですね。

 

審査員の皆さんから全体の感想として、総じてプレゼン、アイデア、技術全てのレベルが高いことや自身の経験や考えに基づいて考えてから技術を選ぶという作り方ができているというのが素晴らしい、ものを作った理由が自己紹介と関連があって良いなど全体的にとてもいいお言葉をいただきました。確かに私も見ていて、きちんとアプリで自己表現されていて面白い作品が多いなと感じました。RUNTEQを通して自己表現ができたのかなと考えると非常に嬉しいですね。

その後オーディエンス賞の投票時間を兼ねてファイナリストの皆さんから一言コメントをいただきました。現在RUNTEQで学んでいる受講生の皆さんには非常に勉強になるコメントばかりだったのではないでしょうか。

しばしの休憩を挟んでRUNTEQ AGENTとRUNTEQ Business、菊本さんから著書の紹介の時間をいただきました。気になられた皆様は最後にリンクを貼っておきますので、ぜひお問い合わせください!

そしていよいよ審査結果の発表です。

オーディエンス賞を受賞したのは志田有希さんの「夢絵日記」!やはりすぐに使えるという点とインパクトが決め手だったのでしょうか。

部門賞(技術力)を受賞したのは浦部貴資さんの「にくきゅう診断」!菊本さんから講評として、診断のためのアルゴリズムが取り入れられている点と、500枚の写真を取り入れているという努力が決め手だったという講評がありました。

部門賞(アイディア)を受賞したのはしゅとーさんの「三つ星トイレ」!セイト先生から審査員全員一致で選んだというコメントが有りました。名前がわかりやすい点、使いたいと思わせた点、絶対使われるサービスである点、そしてネーミングが面白いという4点が決め手だったようですね。

部門賞(サービスクオリティ)を受賞したのは志田有希さんの「夢絵日記」!なんと2部門の受賞ですね。小川さんから世界観がかなり徹底されている点、AIで生成される絵の雰囲気が良い点、AIの生成系のサービスを使用しながら自分の世界観にうまく取り込むという次世代のサービスのあり方を表現している点が決め手だったという講評がありました。

最後に緊張の最優秀賞です…!最優秀賞を受賞したのは稲井友亮さんの「TechFinder」!菊本さんから「エンジニアを育成するRUNTEQとしていわゆる『エンジニア』のためのサービスを作ってもらえた」という点が決め手だったという講評がありました。稲井さんご自身からも、驚き半分嬉しさ半分だったということや、他の方の思いを背負ってきたので嬉しいというコメントもありました。稲井さん改めておめでとうございます!

 

そして最後に菊本さんから終わりの挨拶をいただきました。いよいよ3回目のバトランですが、全員が独自の世界観を持っていてクオリティの高い作品ばかりだったことや、初めて女性がファイナリストに選出されたことなど大きな変化があったということです。男性社会のイメージが強いエンジニアの世界ですが、性別の壁なく様々な人が活躍できる社会なのでぜひ挑戦してほしいですね。

私自身今回見ていて非常に楽しい大会でした。それぞれのサービスを使ってみたいなと思わせるプレゼン力はもちろんですが、自分の今までの軌跡に基づくアイディアから生まれたアプリは何物にも代えがたい作品だと思います。来年の大会を見るのが今から楽しみです。

今回のバトランの様子は以下からご覧いただけます。見逃した方はぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/live/oafNs8VQTis?feature=share

RUNTEQのお問い合わせはこちら→https://runteq.jp/r/83IESNlN

RUNTEQ AGENT:https://runteq.jp/r/oFPwdGUz

RUNTEQ Business:https://business.runteq.jp/

菊本さんの著書「エンジニア×スタートアップ」こそ、最高のキャリアである はこちらからお買い求めいただけます。
Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4295407771/
楽天     https://books.rakuten.co.jp/rb/17314436

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バトランvol.3観戦レポ―前半戦!― https://startup-technology.com/blog/battle_of_runteq3_1/ Tue, 21 Feb 2023 07:01:44 +0000 https://startup-technology.com/blog/battle_of_runteq3_1/ こんにちは。
今回は2/11に行われたBATTLE OF RUNTEQことバトランVol.3のイベントレポをお送りします。ボリュームたっぷりのイベントだったのでイベントレポも長くなってしまいました。2回に分けてお送りしようと思います。前半戦はオープニングから3人目のファイナリストの方までご紹介します!

 

今回で3回目の開催となるバトランですが、RUNTEQ内の予選を勝ち抜いた6名のRUNTEQ受講生・卒業生が出場し、エンジニア出身のCTOや経営者の方がビジネス面とエンジニアリング面の両面から審査を行うWebアプリバトルです。「プログラミングスクールの常識を変える」をテーマに、バトランを通じてプログラミングスクールへの見方を変え、エンジニア業界の発展に貢献することを目的としています。
今回のバトランはYouTubeで配信され、1000回以上の視聴回数を記録しました。チャットやTwitter「#(ハッシュタグ)バトラン」での感想も賑やかで、大盛況のイベントになったと感じています。今回すでにご覧になった方もまだの方も、このイベントレポを読んでこれからもバトランとRUNTEQを盛り上げてくださいね。

 

15時から始まったバトランは、司会の川原さんと菅野さんの自己紹介とトークから始まりました。今回は画面内にTwitterのリアルタイムの「#(ハッシュタグ)バトラン」のツイートが流れており、お二人の登場に画面が湧くのがわかりました。二人ともプロかと思うほどはきはきとお話していて、自分だったら緊張してしまいそうだなと尊敬してしまいました。普段から一緒にお仕事をしている二人ですが、画面を通してみると新鮮な気持ちになりますね。

 

 

司会のお二人から今回のバトランやキャンペーンの紹介が行われたあと、菊本さんからバトランの主旨についてお話がありました。
その後は今回の審査員の3人のご紹介へ。堀口セイトさん(以下、セイト先生)、小川亮さん(以下、小川さん)、菊本さんのYouTubeでおなじみの3人が今回審査員を担当されており、慣れている3人それぞれのお話に皆さんから笑いが起きていました。

賞品が紹介され、いよいよ約40名から選ばれた6名のファイナリストの紹介に。全員素晴らしい作品ということで非常に楽しみですね!

 

 

最初のファイナリストは宮城沙織さんの「『mirume』パーソナルカラー色識別クイズアプリ」です。なんと敗者復活戦から勝ち上がってファイナリスト最後の枠を掴まれたということで、史上初の快挙ということでした。宮城さん自身もとてもびっくりされたとのことで、なんだか応援してしまいたくなりました。
実はプレゼンを見るまではパーソナルカラー診断のアプリなのかな…?と思っていたのですが、自分のパーソナルカラーを知った上で「この色はどういうタイプに似合う色なのか」ということをクイズ形式で学習できるアプリだということで、「ここは確かに盲点だったな!」とびっくりしました。私もぜひ使ってみたいなと思ったアプリでした。
審査員の皆さんからはまずプレゼンがすごいというコメントがありました。時間内できっちりとアピールし終えることはもちろん、スライドもわかりやすく作られており、このアプリでできることや特徴、使われている技術や改善した点などきれいにまとまっていて、審査員の方からも現役のエンジニアのプレゼンを聞いているようだと評価されていました。パーソナルカラーについての質問が多い印象でしたが、ゲストログイン機能が非常に好評のようでした。確かにユーザー登録というのは少し躊躇してしまうのであると嬉しい機能ですね。

 

 

2人目のファイナリストは浦部貴資さんの「にくきゅう診断」です。30代でリハビリ業界からエンジニアへの転職を目指しているということで、同じ30代としてすごいガッツだと尊敬してしまいました。年齢で躊躇している方への励みにもなったのではないでしょうか。
浦部さん自身も犬を飼われているということですが、ペットに対して「新しい家族として大切にしてあげたい」と思っていることが伝わってくるアプリでした。私自身も犬を飼っているのでぜひ性格診断をしてみたいなと思いました。性格診断の他にも、ペットの写真をアップして可愛い背景を選べば、好物や誕生日なども書いてあるプロフィールカードも作成できるそうです。性格診断もプロフィールカードもLINEやSNSでシェアもできるそうなので家族や友人と共有できるのが嬉しいですね。
審査員の皆さんからは継続利用についてコメントがありました。プロフィールカードを作成できるという機能と性格診断ができる機能、2つがあるというのは強みだということでもあるし、それを活かしてさらに独自性を出してほしいとのお話でした。今後は手形が書かれたカードの実装も考えているということで、非常に楽しみですね。

 

 

3人目のファイナリストはしゅとーさんの「三つ星トイレ」です。しゅとーさんも30代で事務職からの転職を目指しているということで、こちらも年齢で躊躇されている方への励みとなるのではないでしょうか。
アプリは名前の通り「綺麗なトイレ検索サービス」で、見た瞬間あると嬉しい~!となったアプリでした。入った瞬間に帰りたくなるトイレありますよね…!旅行先でも活躍しますし、赤ちゃんのお世話をしているお父さんお母さんに優しいサービスだなと思いました。
審査員の皆さんからはユーザー数を増やす工夫について質問がありました。「美術館巡りをするようにトイレ巡りを楽しめる」という工夫を考えているようで、トイレレポーターのように楽しめる仕組みづくりを考えているそうです。多くの人がほしいと思うアプリだと思うので、審査員の方の言っていたとおり、サービスを続けていってほしいと思います。

 

今回のイベントレポはここまで。
次回後半戦として4人目のファイナリストのご紹介から受賞作品、クロージングまでご紹介します。

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メンバー全員が自走できるチームに。PM、チームMgrとして考えるこれから https://startup-technology.com/blog/member_hatano/ Fri, 17 Feb 2023 02:52:47 +0000 https://startup-technology.com/blog/member_hatano/ スタテクには様々なバックグラウンドを持ったメンバーが在籍しています。
今回ご紹介するのは波多野佑紀さん。
新卒で広告業界に入社。プロモーション領域のPM、ディレクターなどを経験。その後人材会社を経てスタテクへ入社。
現在はRUNTEQ事業部プランニングチームマネージャー、RUNTEQのPMとして活躍中。

名前:波多野佑紀さん
2021年入社。Webエンジニア教育事業本部所属。
RUNTEQのユーザーファーストな想いに共感しスタテクへ入社。
現在はRUNTEQ事業部プランニングチームマネージャー、RUNTEQのPMとして活躍中。

ユーザーファーストで今に満足せず改善できるところを探していく

-入社して丸2年になると思いますが、まずは入社の経緯を教えてください。

波多野:転職活動時、人が抱えている課題感みたいなものを解決できるtoCサービスがいいなと思って企業を探していました。色々な業界業種があると思うのですが、あまり絞らず話を聞いていて。なるべくユーザーに近いところで仕事をしたかったんです。さまざまな企業から選考内でお話を聞く中で、RUNTEQ事業部が一番ユーザーファーストな想いを持っていると感じました。使ってくれるユーザーの課題感を捉えて、もっと良いものを提供したいという熱意が伝わってきたんです。

直にユーザーと接するところでお仕事がしたく、カスタマーサクセス(現キャリアトレーナー)として入社したので、キャリア相談会や入学してくれた方へのサポート、面談などが主な業務でした。

-toC事業でユーザーファーストである点に共感をして入社したとのことですが、初めての業界ですよね。戸惑いはありませんでしたか?

波多野:そうですね。入社時は「Webエンジニア」と聞いても本当に知らない世界で…。業務をこなしながら、エンジニアとは、を学んでいった感じです。あとはProgateを使わせてもらえたので、業務終了後に毎日学習していました。
当時はミーティングで言っていることが本当に何もわからないんですよ(笑)カタカナ用語だし英語だし。今は当たり前のように使っていますけど、 当時はミーティング中にメモをして、終了後に調べたりしましたね。

-この2年で役割もかなり変わりましたね。

波多野:ポジションは数ヶ月ごとに変わっています。
最初は既存提供サービスのオペレーションに「これでいいんだっけ」「もっとユーザーに良いものを届けるにはこういうものを作った方がいいんじゃないか」と考えるところからでした。
例えば時間をかけてやっていたことも簡略化・自動化することで、別の部分のクオリティをあげられるんじゃないかと考えて。チーム内のオペレーション改善を行なって受講生と向き合う時間を生み出したり、少しデザインを習っていたのでそれを使って入学後に戸惑わないよう「RUNTEQ Guidebook」を作ったり。
ユーザーファーストで色々な企画を考えたりオペレーションを改善すること、今に満足せず改善できるところを探していくという実行力を買ってもらって、途中から業務をシフトしていった感じです。

-現在はプランニングチームマネージャーとしてどのような業務を担っていますか?

波多野:顧客体験に責任をもつチームであるプランニングチームのマネージャーとして、顧客および受講生体験の向上を目指しています。
入学してくださった受講生はWebエンジニアとして就職することを目標に考えている方が多いので、まずそれを実現していただける方の比率を増やしていくことが使命だと思っています。着実に技術力が装着できる時流に合わせたコンテンツを提供すること、受講途中で挫折せず継続できる仕組みを作ること、就職で必要なマインドをRUNTEQ CREDOを通して身につけていただくこと、という3点を軸に置いて各チームと連携しながら企画設計をしています。

プランニングチームはCTメンバーが多く所属しているのですが、まずは本人が好きで得意な部分を聞いて業務にアサインしています。メンバーみんな、本当に成長意欲が高いんですよ。スクールの運営業務はとても大切な仕事である一方で、単純作業にならずに、受講生がどうしたら学習を続けられるか、就職できるか、そういった受講生体験を高めるための企画設計も考えていくことで受講生との向き合い方にも良い影響があると思っています。

-メンバーとのコミュニケーションはどのように取っていますか?

波多野:毎月1on1の実施、Qごとのフィードバック、半期ごとの査定を実施しています。特に1on1ではそれぞれ何を目指したいのか、今それに対してできていること、また課題は何かをはっきり会話をして意識のすり合わせをしています。
査定のタイミングは半年ごとなので、どうやって足りないところを身につけてステップアップしていくのか、ロードマップをすり合わせることを意識して1on1を実施しています。
あとは、基本はリモートワークですが、リモートワークでもDiscordでオンライン上にバーチャルオフィスを作っているので、毎日みんなの様子は分かるし、お互いに相談したいこと、質問したいことを気軽に話せていると思います。週1日以上の出社を推奨しているので、みんなとリアルで顔を合わせて話す機会ももちろんあります。

ただ、リモートワークが多いので、その中でどれだけコミュニケーションの敷居を下げられるのかが必要だと思うんです。出社なら隣にいて「ちょっといいですか」と聞けることも、オンラインだとちょっとハードル上がりますよね。ここのハードルを下げるためにはお互いのことをよく理解して、気軽に聞いても大丈夫だなと思える関係性にすることが大事だと考えています。3ヶ月に一回のチームキックオフもチームの連携には重要です。かなり時間をとって、普段話さないような相互理解を深めるワークショップなどを行なっています。コミュニケーションの機会を強制的に作ることで、通常業務の中でのコミュニケーションの敷居は下がっていると実感します。

-メンバー間の連携も上手に取れているなと外から見ていて感じます。

波多野:そうですね。例えばコミュニケーションを取っている相手と何かあったときも、自分がどうにかできなかったのかと他人ではなく矢印を自分に向ける人が多いです。自分のコミュニケーション方法を変えれば相手の態度も違ったんじゃないかなと考えるんです。あとは何より、事業成長を目指す上でしっかりと事業に向き合う人ばかりです。メンバーには日頃から、何か問題が起きた時にはまず「人ではなく、まず仕組みを疑ってね」という話をしています。個人がどうのこうのという問題ではなく、仕組みでなんとかできないのか?、オペレーション方法が適切じゃなかったんじゃないか?と話し合う。誰かにネガティブなものを向けるのではなく、ネガティブなことは「コトを改善させるために向けよう」という意識でみんなコミュニケーションを取れています。

事業成長のスピードを上げ、サービスもっと良くするために全員が自走できるように

-これからどんどん仲間が増えていくと思いますが、どんな方が活躍できますか?

波多野:すごく考えたんですけど、やっぱり「素直な方」だと思います。
シンプルに思えるけど、最強の力ですよね。スタートアップの環境では事業成長をグーっと目指していくので、自己成長が必然的に求められます。でも自分一人の力で成長するのは結構難しい。周りのアドバイスを素直に受け止めたり、アドバイスを元にきちんと実践してみたり、それを繰り返すことで成長の速度が上がっていくと思うんです。その根本が素直さだなと。あと素直な方ってコミュニケーションを取っていても気持ちのいい方が多いですよね。RUNTEQはユーザーさんと関わる機会が多いですし、その面でも安心できるなと思います。
思考の面ではユーザーさんを一番に考えてサービス作りをしていきたい、携わりたいという方が向いていますね。そこに共感を持って楽しんでいければ自然と個人の力もついていくと思います。

-波多野さんが思い描いているこれからの事業・チームのビジョンを教えてください。

波多野:正直、未知数です。これまでユーザーファーストに事業成長させている結果、1年に1回リニューアルをしているんですよ。そのために組織体制もそれぞれの役割も変わるので、その変化が楽しめる人、楽しそうって思える人は向いていますね。
チームとしては全員が自走できることが目標です。全員が自走できることで事業成長のスピードも上がりますし、ユーザーへ提供するサービスをもっともっと良くしていけると思います。マネージャーがいらないくらいそれぞれが自走できるよう、引き続きコミュニケーションは取っていきたいです。

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『エンジニア×スタートアップこそ、最高のキャリアである』刊行記念トークイベント イベントレポ https://startup-technology.com/blog/talkevent_tsutaya2023/ Thu, 02 Feb 2023 02:38:14 +0000 https://startup-technology.com/blog/talkevent_tsutaya2023/ こんにちは。
1月26日に代官山蔦屋書店で行われた「『エンジニア×スタートアップこそ、最高のキャリアである』刊行記念 菊本 久寿✕堀口セイト✕茂木野々香トークイベント」はご参加いただけましたか?当日私はスタッフとして写真撮影などを行っていたのですが、オンラインとオフライン合わせて100名以上ご参加いただき、大盛況のイベントとなりました。
今回はそのイベントレポをお届けしようと思います。

 

今回のイベントは代官山蔦屋書店の2階イベントスペースとZoomでの同時開催でした。当日は寒かったということもあり、会場まで来ていただける方がいるのだろうか…と不安になりながら待っていましたが、蓋を開けてみると20名以上の方が来場してくださり会場はいっぱいに!RUNTEQ受講生の方もいらっしゃったようで、初めてリアルでお会いできたと話に花が咲いていました。

最初は自己紹介から始まり、今の環境に満足しているかという軽いアンケートからイベントがスタートしました。会場からはあまり肯定する手が上がらず、エンジニアへの転職を考えている方が来場してくれているというのがうかがえます。菊本さんとセイト先生それぞれの、自分の体験談を交えた今までの労働環境の話やお仕事に悩んでいる方から相談された話など、リアルなお話に思わず引き込まれてしまいました。

続いてエンジニアの労働環境へと話が移ります。茂木さんの「エンジニアというとブラックなイメージもある」という話に対し、菊本さんやセイト先生がSIerなどの業界とWeb業界の違いを某ドラマを例にしてその誤解について解説していました。Web業界でのエンジニアはかなり自由に働き方を選べることは著書でも紹介されていましたが、身近な例えで話を聞くと解像度が上がり、改めてエンジニアとしての働き方について深く考えられますね。
Web業界の労働環境としてスタテクの実際の働き方を紹介し、スーパーフレックスであったりリモートワークを導入していたりといった柔軟な働き方に、セイト先生や会場からも驚きの声が上がっていました。もはや鉄板ネタと言える菊本さんのダンボールネタに会場からも笑いが漏れる一面もあり、会場が和やかな雰囲気になる場面もありました。

 

特に現在は急激なDX化が進んでいる影響もあり、エンジニアはかなりの売り手市場ということが言われています。スタテクでの働き方もそうですが、転職のしやすさということに対してもかなり良い環境だという話に、進行役を務めている茂木さんから「怪しいって気がしてきました!」というツッコミが入っていました。確かにここだけ聞いていると本当にこんなに働きやすいんだろうか??と疑問をいだいてしまうかもしれません。

そこからエンジニアという働き方の悪い部分という話に。自由で働きやすいという反面、自分自身や会社を積極的に成長させていかなければならないという意識を持ちがちでプレッシャーがかかりやすいという話や、そういう優秀な人達に囲まれていると劣等感に苛まれてしまうという話がありました。

エンジニア業界は能力主義で学歴や職歴というのは重要視されない一方、「今まで何をしてきたというよりは、今ここで何ができるか」というのが大事という言葉に全員が深くうなずく場面もありましたが、ここは良いところでもあり悪い部分でもあるのだなと感じました。
特にスタートアップ企業に顕著ですが、多種多様なキャリアを持つ方が一緒に働いているため柔軟性があまりない方は難しいかもという部分はあるかもしれません。

 

エンジニアのいい部分悪い部分を聞いたあとは、エンジニアが関われるプロダクトは?というテーマに。もちろんWebアプリやWebサービスなど様々なものに関われますが、自分の興味があるサービスを成長させられたり、ほしいと思うサービスを実装できるという話や、今後大きくなるだろうサービスに関わることができるというお話に、私自身も「私がエンジニアになったらこういう業界に関われるかな」という想像が働きました。

エンジニアとして、好きなことを仕事にできるというのは大きな強みであり、利用者として本当にほしいサービスを自分自身の手で実装できるという大きなアドバンテージになるのだと思います。これからエンジニアを目指す方は様々なことに興味を持って、色々な業界やサービスを調べてみるといいかもしれませんね。
菊本さんからはBtoBの企業が非常に面白いというお話も。産業構造の改革というと難しいかもしれませんが、農家から市場やお店に商品を卸すルートのテクノロジー化など調べてみると「面白いかも!」と感じられるサービスを作っている企業がいっぱいあるということでした。調べてみたりアンテナを張っていないと知ることのない分野かもしれませんが、自分の今までの職種や趣味などをきっかけに様々なことを調べるというのがいいエンジニアの第一歩になるのかもしれません。

最後に質疑応答へ。
未経験者でもエンジニアとして働くための方法や、コミュニケーションの方法、どうやって学んでいけばいいかなど様々な質問をいただきました。エンジニアとして働くために学んだほうがいいものは?という質問に対し、人とPCそれぞれへのコミュニケーション方法を学んでほしいとの回答が印象的でした。特にエンジニアにとってはPCを使いこなし業務を行うというのは必要不可欠です。その上で例えばショートカットキーを使用できるようにすることや、ググって疑問を解決する方法など、知っていればスムーズに業務を遂行できるPCとのコミュニケーションの方法については学んでおいてほしいとのことでした。

個人的には「ここはエンジニアじゃなくても為になるな」と思った部分は、テキストコミュニケーションの方法です。長文で聞くのではなく、「〇〇をやって、〇〇になったのですが、〇〇になってしまいました。✕✕になるためにはどうしたら良いでしょうか?」という具体的な聞き方をしたり、長くなる質問に対してはランチに誘ったり30分ほどミーティングの時間をもらうというのは、オンラインで仕事をしていく上で誰にとっても大事なところだと思います。

本当にたくさんの質問をいただき、すべての質問に答えられなかったのが残念ですが、今後YouTube「エンジニア転職チャンネル」やTwitterなどで答えていければと思いますのでお待ち下さいね。

トークイベントが終わったあとはなんとサイン会に!
RUNTEQ受講生だけでなく、菊本さんやセイト先生のファンの方もサインをもらっていたりと、YouTubeでの活動の可能性を感じました。その後の記念撮影会は和気あいあいとした様子で行われ、閉店時間ギリギリまで質問が飛びかうなど話が尽きない様子で皆さん会場をあとにされました。

 

今回イベントに参加して感じたのは、「エンジニアに転職したい」という方の熱量と、セイト先生と菊本さんお二人からの「エンジニアになって欲しい」という熱量でした。私は現在違う職種で働いていますが、もし現在の職種に出会っていなかったら今回のイベントをきっかけにエンジニアになりたいと思っただろうなと思います。エンジニア不足というのもあるかなと思うのですが、お二人ともエンジニアという職業を本当に楽しいと思っており、その楽しさをいろいろな人に知ってもらいたいと思っているのだろうなと感じることのできるイベントでした。

私もエンジニアの楽しさに触れるために今の職種にプラスアルファとしてプログラミングの学習を始めてみようと思います。

今回のイベントの感想は「#(ハッシュタグ)ひさじゅ本イベント」でツイートされています。検索をして感想を共有したり、ご自身でもぜひツイートしてみてくださいね。実はトークイベントが非常に楽しかったという感想をセイト先生と菊本さんからいただいたので、また開催の機会を持つことができればと考えています。

 

菊本さんの著書『エンジニア×スタートアップこそ、最高のキャリアである』は以下でお買い求めいただけます。まだの方は今回の記事をきっかけにぜひご購入ください。
Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4295407771/
楽天     https://books.rakuten.co.jp/rb/17314436

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