今スタテクでは新サービスを開発中です。エンジニアの会社なので、どうしてもプロトタイプを作るところから始めてしまうのですが、今回は「ユーザーを考える」ステップをちゃんと踏もうということになりプロジェクトメンバー全員でワークショップを実施することになりました。日曜日、丸一日使って行ったUXワークショップの模様を少しだけお届けします。
誰の何をハッピーにするサービスですか?
『新サービスを作ろうプロジェクト』は春先くらいから進行しており、着々と開発も進んでいました。
そんなある日、ペアプロコンでひとつの出会いが!コミュニケーションデザインを学んでいて、UXワークショップのファシリテーターのお仕事もしている川崎亜美香さんと知り合えたのです!話をしていくなかで「うちの新サービスでもUXワークショップやってみたい!」となりまして、もうなかばムリヤリお願いしちゃったw
まずはメンバー紹介も兼ねて飲む!ハイボールくださーい!
「じゃ、やってみよう」ということで、事前ヒアリングとメンバー紹介を兼ねて飲み会を決行!
楽しくワイワイ、それぞれが思いの丈を話してみると……メンバー感で微妙な認識のズレや思いのすれ違いが起きていることがわかりました。ある意味、ワークショップの必要性が再認識できた瞬間です。
ズレやすれ違いはありますよ。だって人間だもの!
私は開発メンバーではないので横から全体を見守っているのですが、思いを共有しているつもりでも、経験や立場の異なるメンバー間ではズレが生じることもあります。「誰の、どんな課題を解決のするのか?」をしっかりと整理して、メンバーが思い描くユーザー像をひとつにする。新サービスを開発するときに大事なステップなんです。
ワークショップ当日!あの人は時間通りにこれるのか…?!
ワークショップでやりたいことを整理した結果、1日がかりの作業になりそうだったので集合はam11:00。スタテクにとっては、だいぶ早い時間です。遅刻が心配されるメンバーもいたのですが、しっかり5分前には全員集合できました。奇跡!さっそく始めます。
UX Kokeshiを使って表情やセリフを考えると、リアルな人が思い浮かぶ
川崎さんの提案で、今回はUX Kokeshiを使うことになりました。UX Kokeshiは博報堂が提唱しているUXデザインツールですが、それに川崎さんがオリジナルでアレンジを加えてスタテク風に。初心者向けにしてくれたことに感謝!
完全に個人の印象ですが、模造紙や付箋を使ってブレストするだけでも新鮮なのに、Kokeshiの登場で非日常感が100倍くらいになりましたよ。
まずは今日1日のルールをみんなで共有します。菊本社長も今日はチームメンバーのひとり、ブレストに上下関係はないのです!
さっそく付箋をつかって考えますよ。発散するって意外と難しいです。どうしてもまとめたくなる(・_・;)
「その時、その人はどんな表情をしているのか?」も具体的に考えます。表情のパターンもかわいい。
Kokeshiには名前も必要なので、エンジニア2人から好きな芸能人を聞き、その名前を混ぜて「ミヤザキ マスミ」くんになりました。なんだか愛情が湧いてきます。
すごく真剣に取り組む姿をパチリ。集中力も途切れることなく、すごいぞ!
ワークショップで私たちが考えたこと
すでに走り始めているプロジェクトがあったうえでワークショップを始めたので、なんとなく「使ってくれるユーザー」のイメージはぼんやり抱いていました。そのため、ワークショップではぼんやりしたユーザー像を鮮明にすることにフォーカスを当てています。
- ユーザーがどんな人なのか?
- どんな1日を送っているのか?
- 新サービスで解決したい部分をさらに掘り下げる。この人の感情は?困っていることは?
- 新サービスを使うことで、この人はどんなハッピーになれる?
- 新サービスのコンセプトは?
箇条書きにすると5つですが、それぞれに対して1時間近くブレスト。普段とは違う頭の使い方をしているからか、ものすごい疲れるwワークショップが終わるころにはクタクタでした。
勝負はここから!これをもとに新サービスを作り込んでいきます
非常に充実した時間をすごせたワークショップ。みんなの頭の中にあるイメージもひとつになったようです。でも大事なのはここから!今日のKokeshi、「誰の何をハッピーにするのか?」をしっかりと心に留めて、新サービスを作っていきますよ!乞うご期待です。
最後はみんなにKokeshiと同じ表情をしてもらって記念撮影!川崎さん、ご協力ありがとうございました!